この記事では、弱虫ペダルに登場する箱学(箱根学園)が、初登場した場面について紹介しています。
弱虫ペダルは、主人公のいる総北高校だけでなく、ライバルの箱学(箱根学園)も人気です。
今回は、そんな箱学メンバーの初登場シーンがいつだったのか、レギュラーメンバーごとにまとめました。
箱学の初登場シーン:1年目
1年目に登場した箱学のキャラ7人を、初登場順に紹介していきます。
真波山岳
真波山岳は、コミックス5巻40話「箱根の自転車乗り」にて、初登場します。
箱学内で一番最初に登場したキャラです。
通学途中に、遅刻しそうなのに、寄り道して坂を登る真波が描かれています。
初登場時は、現在よりももう少しぼんやりした顔つきのように感じました。
一方、そのころ総北高校は、合宿場に行く途中で、箱根近辺にいました。
その時、乗り物酔いで苦しそうだった小野田はいったん車から降ろされました。
そんな時、たまたま通りかかった真波が、飲み物を飲めなくて苦しんでいる小野田に飲み物の入ったボトルを渡します。
思えば、このシーンで小野田が真波からボトルを受け取り、インターハイでボトルを返すと約束したことから、物語は大きく動いたといってもいいと思います。
やはり、主人公のライバルキャラですので、印象に残る初登場でした。
福富寿一
福富寿一は、コミックス6巻45話「箱根学園」にて、初登場します。
3本ローラーにのって練習している福富寿一の姿が描かれています。
現在よりも、短髪ですが、顔はあんまり変わっていないように感じました。
初登場時から、絶対王者箱学のキャプテンは厳しそうと思わせる見た目でした。
荒北靖友
荒北靖友も、コミックス6巻45話「箱根学園」にて、初登場します。
福富と同じく3本ローラーにのって練習している荒北の姿が描かれています。
初期の荒北は、能面のような顔で、あまり感情を表に出さず、皮肉っぽいことを言うキャラというイメージでした。
現在では、感情を出しまくる凶暴のイメージなので、途中でキャラ変更があったものと思われます。
感情を表に出さないキャラは、福富の方に受け継がれたのかもしれません。
福富のことを「福ちゃん」というのも、初期のキャラ設定の名残なのかなあとは思います。
一応、荒北の過去の話で、福富のことだけ「ちゃん」をつけて呼ぶ理由は紹介されていますが、ちょっとこじつけ感があったので、初期設定をミスしたのかなあと思っています。
荒北の過去については、下記記事にまとめていますので、合わせてご覧ください。
泉田塔一郎
泉田塔一郎は、コミックス8巻65話「真波山岳」にて、初登場します。
福富、荒北に続き、3本ローラーに乗っているシーンが初登場となります。
まあ、自然に会話しているシーンを描こうと思うと、室内練習しているシーンが書きやすいのかもしれませんね。
この時点の泉田はまだ筋肉キャラという設定が決まっていないのか、華奢な印象を受けます。
もしかしたら、まだ筋肉を鍛えている途中で、インターハイに完全に仕上がった可能性もあるかもしれません。
泉田は筋肉キャラになって、非常にいいキャラになったなあと思いました。
ちなみに、泉田の筋肉については、下記記事にまとめています。
黒田雪成
黒田雪成は、コミックス8巻65話「真波山岳」にて、初登場します。
最後のインターハイレギュラーのポジションをかけた勝負を、真波と繰り広げます。
この時は、いかにも脇役という顔で、真波の引き立て役として登場しただけという感じでした。
使い捨てのキャラだと思っていたので、1年後に重要なポジションで再登場するとは思いませんでした。
東堂尽八
東堂尽八は、コミックス8巻65話「真波山岳」にて、初登場します。
真波と黒田の勝負を追いかける車に乗っている姿が、確認できます。
自分が女子から人気者と思っている勘違いキャラという扱いでした。
また、後輩にもいじられていることから、初期はいじられキャラとして設定されていたのかもしれません。
ですが、インターハイが始まってみると、いじられるようなこともなくなり、本当に女子から人気のあるキャラになってしまいました。
巻島との勝負等の結果、東堂の人気があがってきたから、本当に人気のあるキャラに変更したのかもしれませんね。
新開隼人
新開隼人は、コミックス8巻65話「真波山岳」にて、初登場します。
東堂と同じく、真波と黒田の勝負を追いかける車の中にいるのが確認できます。
初期は、東堂のつっこみ役というキャラだったようです。
現在の新開なら言わないような厳し目の言葉で、東堂につっこみをいれています。
見た目も眠たそうな目に、たらこ唇で、あまりかっこいいとはいえない状態です。
口調や見た目等、箱学の中で初期から一番変わったキャラかもしれません。
ちなみに、初登場時点では新開の名前はでてきていません。
箱学の初登場シーン:2年目
2年目に登場した箱学のキャラ4人を、初登場順に紹介していきます。
葦木場拓斗
葦木場拓斗は、コミックス28巻238話「心焦がすもの」にて初登場します。
ジャージのサイズがあわないと文句をいうシーンが初登場です。
この時点で、「総北高校の手嶋純太と中学の同級生」、「身長が2m2cmある」といった情報がわかります。
箱学で新キャラを用意しないといけないということで、細かな情報をあらかじめ決めた上で、登場させたのではないかと思います。
結果、見た目や性格等、初登場時からほとんど変化のないキャラだったと感じました。
高田城礼
高田城礼は、コミックス30巻258話にて、初登場します。
福富世代の追い出しレースにて、泉田と新開のスプリントについていこうとしたが、限界がきて離されてしまう高田城が確認できます。
その後も、2年目のインターハイの手伝い等で、高田城の姿を確認することはできます。
この時点では、分析やサポートが得意なマネージャーポジションだと思っていたのですが、3年になり、まさかの選手として登場することになりました。
初期は謙虚なイメージがありましたが、選手になってからは自信家のように見えるので、ちょっとキャラが変わってしまったのかなあと感じました。
ちなみに、下記記事に書いたように、高田城のフルネーム判明には初登場から約9年かかっています。
銅橋正清
銅橋正清は、コミックス34巻295話「スタート!!!」にて初登場します。
インターハイ会場についたバスから、降りてくるシーンで銅橋の姿が確認できます。
この時点ではあまり多くの情報はなく、スプリンターということと銅橋という名前くらいしか分かりません。
何の前情報もなく、箱学のレギュラーとして登場したので、最初は「誰?」と思ってしまいました。
とはいえ、そのあたりは後々過去の話が出てくることで、銅橋というキャラが分かるようになっていました。
銅橋もしっかりキャラが作られてから登場したためか、見た目や性格が特にぶれたりしていないように思います。
新開悠人
新開悠人は、コミックス34巻295話「スタート!!!」にて初登場します。
とはいえ、お面を被っており、顔も名前も分からないキャラとして登場します。
名前と顔が判明するのは、コミックス35巻299話「対峙」です。
ここで、新開隼人の弟ということがわかり、お面をかぶって顔を隠していたのも、このサプライズのためかと理解できます。
弱虫ペダルの箱学の初登場シーン:まとめ
弱虫ペダルの箱学のメンバーの初登場シーンを紹介しました。
初登場順に11人のキャラを改めて紹介すると、以下のようになります。
- 真波山岳:5巻40話
- 福富寿一:6巻45話
- 荒北靖友:6巻45話
- 泉田塔一郎:8巻65話
- 黒田雪成:8巻65話
- 東堂尽八:8巻65話
- 新開隼人:8巻65話
- 葦木場拓斗:28巻238話
- 高田城礼:30巻258話
- 銅橋正清:34巻295話
- 新開悠人:34巻295話
1年目に登場したキャラは、見た目や性格が結構変わっているので、書きながらいろいろ調整したのかなあと感じました。
一方で2年目に登場したキャラは、最初から役割をしっかり考えて作られたのか、見た目や性格等がぶれることはなかったように思います。