この記事では、弱虫ペダルに登場する泉田塔一郎(いずみだとういちろう)の筋肉の名前について紹介しています。
漫画弱虫ペダルに泉田塔一郎は、筋肉キャラとしてお馴染みです。
筋肉を鍛えるだけでなく、その筋肉に名前をつけて、ものすごく愛情をかけて鍛えています。
一見すると変人のようなふるまいですが、本人は至って真面目で、筋肉の名前を呼ぶ時には、きちん活躍もしています。
そんな泉田の筋肉ですが、5つの部位に名前がついています。
しかも、その名前には元ネタもあるんです。
というわけで、泉田の筋肉についた5つの名前を、漫画に登場した順に紹介しつつ、元ネタも紹介していきます。
泉田の右大胸筋の名前と元ネタ
1つ目の筋肉の名前は右大胸筋の「アンディ」です。
コミックス10巻の81話にて初めて名前がでてきます。
1年目のインターハイ1日目に、鳴子章吉がすさまじい追い上げをしてくるのにたいして「アンディ」という謎の人物の名前がでてきます。
「右大胸筋のアンディは攻撃的で排他的」というセリフが入ることで、右大胸筋にアンディという名前をつけていることが分かりました。
何言い出したのかと思いましたが、「アブ」というセリフとともに、泉田のキャラクターを特徴づけるいい設定だと思いました。
アンディの元ネタはルクセンブルク出身の元自転車競技選手「アンディ・レーモン・シュレク」だと思われます。
ツール・ド・フランスでの優勝経験もあるすごい選手です。
泉田の左大胸筋の名前と元ネタ
2つ目の筋肉の名前は、左大胸筋の「フランク」です。
初登場はアンディと同じタイミングで、鳴子の接近にアンディが警戒をしめしたすぐ後にフランクも警告をします。
「左大胸筋のフランクは慎重派」と泉田の心の声で解説が入ります。
ただフランクについて、「あらゆる危険を察知する」という説明があるのですが、鳴子が近づいてきたら、先にフランクが反応しないといけないと思うのですが、なぜかアンディが先に反応してたのは疑問です。
アンディの元ネタはルクセンブルク出身の元自転車競技選手「フランク・ルネ・シュレク」だと思われます。
名前を見れば分かるとおり、元ネタとなるアンディとフランクは兄弟です。
泉田の元ネタとしてはスプリンターだったらよかったのですが、残念ながらアンディもフランクもクライマーでした。
おそらく、筋肉に名前を付けるのに、兄弟の方がいいだろうということで、アンディとフランクが選ばれたのではないかと思います。
弱虫ペダルの泉田の背筋の名前
3つ目の筋肉の名前は、背筋の「ファビアン」です。
コミックス30巻の256話、箱根学園3年生追い出しレースで初めて名前がでます。
この時点では、「ファビアン」という名前だけで、どこの筋肉かは不明です。
258話で「おいで…ファビアン!!」のセリフとともに背中がボコンと盛り上がるので、背筋であることがわかります。
続けてファビアンは、「厳しく そして偉大 筋肉の父」という説明が入ります。
背筋は、体中の筋肉の中で最も大きな筋肉だから「父」ということなんだと思いますが、独特な表現です。
ファビアンの元ネタは、スイス出身の元プロ自転車競技選手「ファビアン・カンチェラーラ」だと思われます。
タイムトライアル競技では「異次元」と呼ばれる圧倒的な強さを発揮し、北京オリンピック等で金メダルを多数獲得しています。
タイムトライアルは、一定の距離を単独で走行してタイムを競う競技ですので、そのスペシャリストの「ファビアン」という名前は、体の根幹を支える背筋にはふさわしい名前のように思います。
弱虫ペダルの泉田の左上脚筋の名前
4つ目の筋肉の名前は、左上脚筋 「ペテル」です。
「上脚筋」という言い方はあまり聞かないのですが、太ももの前側の筋肉「大腿四頭筋」のことを指していると思います。
初登場は2年目のインターハイ最終日。
今までの筋肉と違い、名前より先に説明から入ります。
上脚筋は、瞬発力と爆発力を引き出すことができるが、使い切れば終わる「最後の筋肉」という解説が入ります。
このあと、左上脚筋のペテルと右上脚筋のマークの名前が呼ばれます。
この時は、チームメイトの前ではっきり口に出して解説しています。
チームメイトがひく感じはないので、普段から言ってたんでしょうね。
最後の筋肉ということで、文字通りインターハイ最後まで温存されていました。
「ペテル」の元ネタはスロバキア出身の自転車競技選手「ペーター・サガン」だと思われます。
「ペーター」と書いていますが、「ペテル」や「ピーター」とも表記されるようですので、泉田は「ペテル」表記を採用したものと思われます。
「ペーター・サガン」はスプリンターですので、泉田の筋肉の名前にはふさわしいと思います。
弱虫ペダルの泉田の右上脚筋の名前
5つ目の筋肉の名前は、右上脚筋の「マーク」です。
大胸筋と同じく左右セットですが、性格の違いがあるのかどうかは不明です。
利き足というのがあるので、どちらか片方がより瞬発力に優れているとかはあると思いますが、残念ながら登場シーンが短すぎて性格までは分かりませんでした。
「マーク」の元ネタは、イギリス王室属国マン島・ダグラス出身の自転車競技選手「マーク・カヴェンディッシュ」だと思われます。
圧倒的なスプリント力から「マン島超特急」や「キャノンボール」 の異名をとっているので、泉田の筋肉の名前にはふさわしいといえますね。
アンディ、フランクと違い、ペテルとマークは兄弟ではないので、泉田が尊敬するスプリンターの名前をもらったという感じでしょうか?
弱虫ペダルの泉田の筋肉の名前:まとめ
今回は、弱虫ペダルに登場する泉田の筋肉の名前を元ネタとともに紹介しました。
泉田のキャラクターを特徴づけた「アンディ」「フランク」は有名だと思いますが、実は5つも名前がついていたんですね。
その名前はおそらく泉田が尊敬する自転車競技選手からもらったのだと思います。
泉田の活躍は今後減ってしまうと思いますが、スペアバイク等でまた別の筋肉の名前が出てくるのではないかと期待しています。