この記事では、葬送のフリーレンに登場する「ユーベル」について紹介しています。
コミックス4巻から始まる一級魔法使い試験では、多くの新キャラが登場しました。
一級魔法使いを受験するために多くの魔法使いが、オイサーストの街へ集まってきました。
その中でも、ユーベルは一番最初に登場し、読者に強い印象を与えました。
今回は、ユーベルのプロフィール、使用魔法等について紹介します。
ユーベルのプロフィール
ユーベルのプロフィールについて見ていきます。
年齢は明確に書かれていませんが、おそらく10代後半ぐらいだと考えられます。
身長は、フェルンより少し高そうですので、おそらく160cm~165cm155cm~160cmぐらいでしょう。
家族については、裁縫が得意な姉が存在することが判明しています。
ユーベルの過去についてはあまり分かっていませんが、「死にたがり」「運が悪い」という気になるキーワードが本人の口からでています。
過去に何か「運が悪い」ことがあり、そのころから「死にたがっている」のかもしれません。
いつかユーベルの過去が語られることを期待します。
ユーベルの使用魔法「大体なんでも切る魔法」
ユーベルが作中で使用するメインの魔法は「大体なんでも切る魔法」です。
具体的にどんな性能を持った魔法なのか、実際に使用されたシーンと共に紹介していきます。
基本性能
ユーベルの代表的な魔法は、「大体なんでも切る魔法」です。
空気の力で切り裂いているのかどうかは不明ですが、直線上に斬撃が飛び、物を切り裂く様子が描かれています。
射程は5mと短い分、威力は抜群のようです。
この魔法に関してユーベルは、「私が切れると思った物はなんでも切れるし、切れないと思った物はまったく切れない」と語っています。
すごくあいまいなので、ユーベルが「切れる」イメージができるかどうかが重要なようです。
「防御魔法は魔法を防ぐもの」なので、切れるイメージがないと言っています。
一方で、一級魔法使い相手でも、ユーベルが切れると思った相手なら圧勝できるようです。
実際に、一級魔法使い相手に戦った様子を紹介していきます。
ゼンゼの複製体戦
ユーベルは、一級魔法使いの二次試験で、ゼンゼの複製体と戦いました。
ゼンゼは、髪を使った魔法が得意な一級魔法使いで、単純な実力ではユーベルより上です。
しかし、「髪は切れる」というイメージを持ったユーベルにとっては、楽勝の相手でした。
ユーベルにとって非常に相性のいい相手だったといえそうです。
ブルグ戦
ユーベルは、2年前の二級魔法使い試験を受験しています。
その中で、ブルグ一級魔法使いが試験官となった試験がありました。
あらゆる攻撃魔法を通さないほどの防除術式が組み込まれていた「不動の外套」を着たブルグに攻撃をして、一歩でも下がらせたら合格という試験内容でした。
通常であれば、ブルグに傷1つつけることはできないのでしょうが、ユーベルは「不動の外套」もろとも、ブルグを切り裂いてしまいました。
ユーベルには、裁縫のイメージがあったので、「不動の外套」といえども、布であればはさみで切れるというイメージが持てたようです。
ただ、いくら布を切るイメージができたところで、魔法で硬めた「不動の外套」を実際に切るイメージを持てるのは、ユーベルの才覚のようです。
他の人が「大体なんでも切る魔法」を使ったとしても、ユーベルほど有効に活用できないのかもしれません。
ユーベルの能力「相手の魔法を使える能力」
ユーベルは「相手に共感できることで、その魔法を使える能力」を持っています。
これが、彼女の持つ特殊能力なのか、魔法の一種なのかは不明です。
一次試験でヴィアベルと戦った際に彼の得意な「見た者を拘束する魔法(ソルガニール)」を習得しました。
おそらくヴィアベルの魔法すべてが使えるわけではなく、「見た者を拘束する魔法」を「殺すまでの猶予がほしくて使っている」ことに共感したので、この魔法のみが使えるのだと考えられます。
この能力により、ユーベルは自身が習得した魔法を使うことができるようになり、魔法や戦闘スタイルの選択肢が広がりました。
もしかしたら、「大体なんでも切る魔法」も元々は誰かの魔法だったのかもしれませんね。
また、メガネ君こと「ラント」にしつこくちょっかいを出しているのも、彼の魔法を習得しようとしている可能性があります。
なお、習得した魔法を使用するのに何かしらの制限がつく可能性もありますが、作中では明言されていません。
ユーベルはかわいい
ユーベルは、かわいいキャラとして人気です。
黒っぽいゴスロリ風のファッションをしており、魔法使いっぽくない格好をしているのも人気の理由だと思います。
とはいえ、裸を見られるのは嫌なようで、フェルンが「服が透けて見える魔法」を使えると分かったら身体を隠すようなポジションになっていました。
また、おしゃべり好きで、メガネ君こと「ラント」に対してしつこくちょっかいをかける様子もかわいく感じます。
人を殺すことを何とも思っていないと言われるユーベルですが、普段の性格が悪いわけでもなく、どこか憎めないのもかわいいところですね。
ユーベルの残忍性
ユーベルは見た目のかわいさとは裏腹に、残忍性を秘めています。
一見すると、おしゃべりで人懐っこい感じですが、目は笑っていないので不気味さを持っています。
そんなユーベルの残忍性について見ていきます。
人を殺すことを何とも思っていない
ユーベルは、人を殺すことを何とも思っていない面もあります。
コミックス4巻37話で、オイサーストで行われる一級試験に参加する道中、ユーベルが盗賊に襲われてしまいます。
危ないところをエルフのクラフトに助けられます。
ですが、実際に助けられたのは、ユーベルではなく、盗賊だったようでした。
もし、クラフトが手を出さなければ、盗賊達はユーベルによって殺されていた可能性があります。
クラフトは、「近くの森に刻まれた盗賊の死体があった」ことから、犯人は魔法使いと推理したようです。
また、ユーベルの見たクラフトは、「人殺しの目をしているな」と言いましたので、ユーベルが犯人だと判断したと思われます。
もし、クラフトがユーベルの罪を見逃していなかったら、ユーベルはクラフトも襲っていたかもしれません。
殺しを楽しむ変態
ヴィアベルからは、「殺しを楽しむ変態」と言われています。
一級魔法使い試験の一次試験において、ユーベルがヴィアベルと戦う場面がありました。
ユーベルはヴィアベルの首を狙わず、目を狙いました。
本来なら、命をとるために首を狙うのがセオリーなのに、ユーベルはそれをしなかったとヴィアベルは指摘します。
ヴィアベルは戦場で同じような奴らを見たことがあるらしく、そいつらは全員「殺しを楽しむ変態」だったそうです。
目が見えなくなった相手をいたぶって殺すということなんでしょうね。
イメージはHUNTER×HUNTERのヒソカ?
ユーベルを見ていると、何となく「HUNTER×HUNTER」のヒソカをイメージしてしまいます。
後で紹介しますが、過去の二級魔法使い試験では、試験官を殺してしまい失格になります。
ヒソカも過去のハンター試験で試験官を殺して失格になっていますので、似ていますね。
ユーベルのモデルがヒソカかどうかはわかりませんが、同じイメージを持つ方はいらっしゃるのではないでしょうか?
まとめ:葬送のフリーレンのユーベル
ユーベルは、一級魔法使い試験を受けにきた受験者の一人です。
ゴスロリっぽいかわいい格好とは裏腹に、人を殺すことを何とも思っていない残忍性を持っています。
「大体なんでも切る魔法」は、ユーベルが切れると思ったものは何でも切れるので、格上相手でも圧勝できる力を持っています。
また、「相手の魔法を使える能力」を持っていますので、どんどん新しい魔法を習得できる可能性を秘めています。
一級魔法使い試験では、まだ実力を出し切れていない可能性もありますので、再登場が待ち遠しいキャラです。
(2024/3/10追記)126話「新たな任務」にて、ユーベルが再登場しました。