この記事では、葬送のフリーレンに登場する「隕鉄鳥(シュティレ)」について紹介しています。
葬送のフリーレンのコミックス4巻及びアニメ18話から、一級魔法使い試験が始まりました。
一次試験では、「隕鉄鳥(シュティレ)」といわれる鳥を捕獲することが、試験内容として課されました。
もちろん、ただの鳥を捕まえるのが試験になるわけはなく、「隕鉄鳥」はかなり特殊な鳥のようです。
今回は、葬送のフリーレンに登場する「隕鉄鳥(シュティレ)」について紹介します。
隕鉄鳥(シュティレ)の基本情報
隕鉄鳥(シュティレ)の基本情報について紹介します。
見た目
「隕鉄鳥」の見た目は、ごく普通の鳥ですね。
大きさも両手で包み込めるぐらいのサイズです。
モデルとしては、九官鳥あたりでしょうか?
【人物紹介】
— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) December 8, 2022
●隕鉄鳥●
極めて頑丈。最大飛行速度は音速を超える。魔力にとても敏感。#人気投票第99位 pic.twitter.com/dJySBvzPj4
原作では、「隕鉄鳥」の色が分からなかったのですが、オレンジ色をしているようです。
森の緑の中にオレンジ色は、かなり目立つと思うのですが。
もしかしたら、警戒色の意味があって、捕食者に対して、危険であることを知らせているのかもしれませんね。
生息地
コミックス5巻38話及びアニメ18話で、「隕鉄鳥」は、北側諸国グローブ盆地に生息することがわかります。
明言はされていませんが、おそらく森林に生息する鳥だと考えられます。
名前の由来
シュティレは、ドイツ語の「Stille」が語源と考えられます。
「Stille」には、「静けさ、静寂、沈黙、平穏」といった意味があるようです。
静かにしないと隕鉄鳥は捕まえられないといった意味がこめられているのかもしれませんね。
一方、「隕鉄」は、ニッケル、鉄を主成分とする隕石の総称とされています。
葬送のフリーレンの世界に、隕石やニッケルという概念があるのかどうかは不明ですが、「隕鉄のように硬い鳥」といったところでしょうか。
隕鉄鳥(シュティレ)の捕獲難易度
隕鉄鳥(シュティレ)を捕獲することが、一級魔法使い試験の一次試験の課題としてだされました。
鳥を捕まえるだけですが、以下のようにかなり捕獲難易度が高いようです。
隕鉄鳥を自力で捕まえることができないチームは、他のチームから奪うことも考えないといけなかったわけですね。
頑丈
隕鉄鳥は、極めて頑丈といわれています。
カンネがいうには「竜みたい」だそうです。
そのため、拘束してもすぐに破られてしまいます。
また、並の攻撃魔法ではびくともしないので、弱らせて捕まえるというのも難しいようです。
飛行速度が速い
隕鉄鳥の最大飛行速度は音速(約340m / s)を超えるそうです。
飛行魔法を使える受験者は多いと思いますが、この速度で飛べるキャラはいなかったと考えられます。
ですので、一度逃げられると追いつくことは不可能となります。
魔力に敏感
隕鉄鳥は魔力に敏感とされています。
魔力を抑えて近づいても、すぐに逃げられてしまいます。
魔力をかなり抑えられる魔法使いでないと近づくこともできないということですね。
魔力をほとんど持っていない
隕鉄鳥は魔力をほとんど持っていないので、魔力探知で探すことができないようです。
オレンジ色をしているので、比較的見つけやすいとは思いますが、目視だけで見つけるのは難しそうですね。
各チームの隕鉄鳥(シュティレ)
一次試験を突破して6チームがそれぞれどのように隕鉄鳥(シュティレ)を捕まえたのかについて紹介します。
第1パーティ(メトーデチーム)
コミックス5巻45話で、他のチームを倒している様子が描かれています。
おそらく、他のチームから隕鉄鳥を奪ったと考えられます。
試験官のゲナウは、対人戦も考えていたようですので、隕鉄鳥を他チームから奪うというのは、ある意味正攻法だったといえます。
ちなみに、もとの持ち主がどうやって隕鉄鳥を捕獲したのかは不明です。
第2パーティ(フリーレンチーム)
水場で魔力を消して、隕鉄鳥を待ち伏せしました。
フリーレンの魔力に気づかなかった隕鉄鳥は、フリーレンの使う「鳥を捕まえる魔法」によって捕獲されました。
魔力を消しているフリーレンの肩に止まったということは、隕鉄鳥はあまり目がよくないのか、魔力のない生き物に対する警戒が薄いのかもしれませんね。
第4パーティ(フェルンチーム)
コミックス5巻42話で、フェルンが「鳥を捕まえる魔法」を使用していたことがわかります。
フリーレンから「鳥を捕まえる魔法」を教えてもらっていたようです。
第8パーティ(ヴィアベルチーム)
ヴィアベルの「見た者を拘束する魔法(ソルガニール)」を使い、隕鉄鳥を捕獲しました。
「見た者を拘束する魔法」は対象の全身を視界にいれないとダメという条件がありますが、隕鉄鳥は小さいので相性が良さそうな魔法ですね。
第13パーティ(デンケンチーム)
他の受験者が捕獲した隕鉄鳥を力づくで奪いました。
あまり魔法使いらしくない奪い方でした。
もとの持ち主がどうやって隕鉄鳥を捕獲したのかは不明です。
第17パーティ(エーデルチーム)
コミックス5巻45話で、ドゥンストのお尻にとまっている隕鉄鳥を捕獲しようとするエーデルとブライの姿が描かれています。
素手で捕獲しそうな画になっていますが、おそらく何らかの魔法を使ったのでしょう。
ちなみに、エーデルの精神操作魔法で隕鉄鳥を捕獲したわけではなさそうです。
コミックス9巻83話で、精神操作魔法は「人類かそれに近い生物にしか通用せん」と言っていますので、隕鉄鳥には無効だと考えられます。
まとめ:葬送のフリーレンの「隕鉄鳥(シュティレ)」
葬送のフリーレンに登場した「隕鉄鳥(シュティレ)」について紹介しました。
- 見た目:オレンジ色の普通の鳥
- 生息地:北側諸国グローブ盆地
- 特徴:
- 頑丈
- 飛行速度が速い
- 魔力に敏感
- 魔力をほとんど持っていない
一次試験を突破した各チームは下記の方法で隕鉄鳥を捕獲しました。
- メトーデチーム:他のチームから強奪(推測)
- フリーレンチーム:「鳥を捕まえる魔法」で捕獲
- フェルンチーム:「鳥を捕まえる魔法」で捕獲
- ヴィアベルチーム:「見た者を拘束する魔法(ソルガニール)で捕獲
- デンケンチーム:他のチームから強奪
- エーデルチーム:何らかの魔法(?)
実力だけでなく、運も必要な一次試験だったようです。