この記事では、弱虫ペダルの巻島が放った名言について紹介しています。
弱虫ペダルの巻島裕介は、数々の名言を残していることでも有名です。
普段はクールで無口なキャラというイメージですが、ここぞという時には熱い言葉を投げかけます。
そんな巻島の名言はたくさんあるのですが、今回は10個に厳選して紹介したいと思います。
巻島の名言その1
自転車は回した分だけ強くなる(5巻35話)
1年生レース終了後、自分の走りが全然全力ではなかったことにたいして悩む小野田に対して巻島がかけた言葉です。
今の小野田には練習量も経験値も圧倒的にたりないと前置きをした上で、「自転車は回した分だけ強くなる」と伝えます。
その言葉を胸に、小野田が朝練をがんばる姿が見られます。
最低限のトレーニング量がないと、テクニックや戦略も実行に移せないので、この言葉は真実だと思います。
実際には、回した分だけ強くなるという保証はなくて、回さないと強くならないという方が正確かもしれません。
巻島の名言その2
やっぱオレは 自転車でしか会話できねェ(5巻36話)
個人練習で、小野田といっしょに山を登ることになった巻島が言ったセリフです。
雑談でもしながら練習しようとしますが、双方口下手なこともあり、うまく行きません。
そんな時に、巻島が自分の走りを見て、ついてきたくなったら来い、ならなかったら来なくていいと小野田に言い、「やっぱオレは 自転車でしか会話できねェ」と続けます。
巻島の独特なダンシング(立ちこぎ)にたいして、小野田はドキドキしながらついていきます。
自転車の乗り方を見せる、それに対してついてくるという不器用な2人が、まさに自転車で会話をしているシーンです。
このタイミングで、巻島と小野田の師弟関係のようなものができあがったのかなあと思います。
巻島の名言その3
自己流で一番速かったら それ サイコーにカッコイイっショ(5巻36話)
名言その2から引き続きの場面で、巻島の独特のダンシングのまねをしようとした小野田に言ったセリフです。
巻島は、独特のダンシングを先輩に矯正されそうになったけど、それでも山では絶対に負けないと努力したからこそ言えたセリフだと思います。
巻島はダンシングが得意な一方、小野田はハイケイデンス(高回転)でペダルを回すことが得意なので、自分の得意なスタイルを貫けと言います。
この台詞によって、小野田は自分が得意なハイケイデンスの登りを極めていったように思います。
小野田の登りでの成長を支えた言葉と言っていいと感じました。
巻島の名言その4
突破するっきゃないっショ(5巻43話)
1000km合宿にて、思うように走れない小野田に対して言ったセリフです。
実は、小野田の自転車のホイールは重くてゆがんだものに交換されていて、小野田の得意な登りを封じることで成長させるという作戦でした。
しかし、得意な登りを封じられたら、逃げるたり落ち込んだりせず、「突破するっきゃないっショ」と小野田をはげまします。
個人的に壁にぶかったなあと思った時には、「突破するっきゃないっショ」という言葉を思い出して、がんばることがあります。
巻島の名言その5
頂点(テッペン)獲るぜ?(9巻71話)
はじめてのインターハイで緊張する小野田にかけたセリフです。
ボトルを落としたらどうしようといった小さなことで心配する小野田に、自分達の目標を思い出させるために声をかけました。
これをきいて、小野田の気持ちが優勝に向けて切り替わります。
ただ、「獲るぜ!」じゃなくて「獲るぜ?」と疑問形になっているのが気になるところです。
小野田をはげましてみたものの、この時点では本当に優勝できるのか半信半疑だったのかもしれません。
巻島の名言その6
ヨオ!!東堂 どぉだ!!コンディションは!!(12巻97話)
インターハイで巻島との勝負ができそうになく、落ち込んでいた東堂に対して、勝負できることになったことを巻島が冗談めかして言ったセリフです。
これを受けて、「たった今絶好調になった!!」という東堂のセリフも名言です。
以前から約束していたインターハイでの勝負が実現するということが分かった瞬間の2人の喜びを少しひねったセリフで表現しているのが最高です。
それまでの東堂は何かイキったキャラだなあと思いましたが、このセリフ以後は好きなキャラに変わりました。
巻島だけでなく、東堂の人気もあげた名言と言えるのではないでしょうか?
巻島の名言その7
行け 小野田!!連れてこい 田所を!!(14巻116話)
体調不良で遅れた田所を連れてくるという小野田に対してかけたセリフです。
田所の体調については、下記記事もご覧ください。
巻島は田所を切り捨てようとしましたが、小野田のまっすぐな目に負けて、連れてくるように言ってしまいます。
普通なら無茶苦茶な指示ですが、小野田なら何とかするかもしれないという期待がこめられた名言です。
巻島の名言その8
回せ!!ふみ切れ!!使い切れ!!坂道ぃ!!オレたちのエースを守れ!!(24巻200話)
インターハイ3日目最後の勝負で、飛び出した箱根学園、京都伏見高校を追いかけるよう小野田に言ったセリフです。
普通に考えたら初心者の小野田に大事な場面でエースを守るように指示等だせないところですが、それだけ巻島が小野田を信用しているということですね。
弱虫ペダル巻島の名言その9
つづら折りの登りのカーブで 果てなくつづく1本道で 草おいしげる田舎道で 来年も そのつぎも オレはおまえの前を走ってる だから抜け 強くなれ オレたちの総北をたのむぜ坂道(28巻235話)
イギリスに留学することが決まった巻島が、小野田に言ったセリフです。
詳しい事情はこの時点では小野田に伝えず、意味深な感じで伝えます。
とはいえ、小野田も何かを感じたようで、何もしゃべらずこの言葉を受け止めます。
この言葉を胸に、2年目のインターハイもがんばったのだと思います。
また、この名言は次に紹介する名言とセットになっています。
弱虫ペダル巻島の名言その10
つづら折りのカーブで 果てなく続く一本道で 草おい茂る田舎道で オレはいつでもおまえと一緒に走ってる!! だからオレを抜けショ 坂道ィ!!(62巻534話)
2年目のインターハイ3日目でがんばる小野田にかけた言葉です。
がんばる小野田に対して、遠くで見ていられず、コースに体をのりだすようにして声をかけます。
9つ目の名言とよく似ているのですが、よく見ると少し違います。
「前を走ってる」が「一緒に走ってる」になっており、「総北をたのむ」が「オレを抜け」になっています。
2年目のインターハイでの小野田の走りを見て、巻島が小野田の実力を認めたという印象を受けました。
弱虫ペダル巻島の名言:まとめ
数ある巻島の名言の中から10個に絞って紹介しました。
ほとんどが小野田に対して言ったセリフで、小野田の成長の糧となったと思われます。
これらの名言は小野田の心の中に残り、今後は小野田の言葉として、後輩達に受け継がれていくことになるでしょう。