この記事では、葬送のフリーレンに登場する「フランメ」について紹介しています。
フランメは、人類の魔法の開祖と称される人間の大魔法使いです。
彼女は約千年前の時代に生きており、物語が始まる時点では既に亡くなっています。
フランメは、魔法史上でも重要な人物で、伝説上の人物として語られます。
作中で多くは語られませんが、葬送のフリーレンにおいて非常に重要なキャラです。
今回は、葬送のフリーレンに登場する「フランメ」について紹介します。
フランメの基本情報
フランメの声優は田中敦子(たなか あつこ)さんが担当します。
『葬送のフリーレン』
— 『葬送のフリーレン』アニメ公式 (@Anime_Frieren) September 23, 2023
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フランメは、フリーレンの師匠として登場します。
フランメは既に亡くなっていますので、フリーレンの回想シーンとして登場することがほとんどです。
物語の途中で、断片的に回想シーンがはさまれ、フランメの情報が語られます。
フランメは、背中まで伸びた茶色の髪を三つ編みにした美しい女性として描かれています。
年齢は不明ですが、フリーレンと出会った時点で30歳前後ぐらいで、80歳前後で亡くなったと思われます。
フランメの過去
詳細は不明ですが、フランメは魔族によって全てを奪われたと語っています。
おそらく、家族や生まれ育った村を魔族によって滅ぼされたのだと思われます。
その後は、エルフのゼーリエの弟子になり、大魔法使いと言われるまでになりました。
ゼーリエといっしょにいるフランメの見た目から、10歳になるかどうかでゼーリエに弟子入りしたのではないかと思われます。
フランメはゼーリエが認めるぐらいの才能がありましたが、ゼーリエいわく、「私ほどの高みへは辿り着けなかった」ようです。
彼女は魔法を魔族と戦うための道具として扱いながらも、同時に魔法そのものをただただ愛していました。
また、フランメには、フリーレンと出会う前にはいっしょに戦う仲間がいたようです。
詳細は不明ですが、何らかの事情で亡くなってしまったことが分かります。
フランメの功績
フランメが「人類の魔法の開祖」と称されるのは、彼女が人間の間に魔法を広めた存在だからです。
フランメが生きていた千年前は、人間の文化圏では魔法は魔族の技術と見なされ、研究はタブーとされていました。
しかし、フランメは大陸最大の統一帝国の皇帝に働きかけ、魔法の研究を認可させました。
新設された宮廷魔法使い学校や魔法の軍事利用にも関与し、フランメは人類が魔法を使えるようになり、魔王軍と戦うための力を与えた存在と言えるでしょう。
また、現在のグラナド伯爵領にはフランメが作った防護結界が残されており、千年が経った今でも誰も破ることはできず、伯爵領を守り続けています。
彼女の偉大さ故に、多くの偽の魔導書が彼女の名を騙って出回っており、「フランメの著書には本物が存在しない」とまで言われているそうです。
フランメがいなければ、人類は魔族と戦う能力を手に入れていなかったかもしれません。
また、生活に役立つ魔法がなければ、生活水準が今より低かった可能性もあります。
フランメの強さ
フランメの強さについて考察してみます。
フランメの戦い方
フランメの強さそのものは、魔族の将軍クラスよりも下だった可能性があります。
しかしながら、格上の魔族との戦う術は身につけていたようです。
魔族相手には、「体外に放出する魔力を制限して相手を欺く」という戦い方をしています。
これにより、相手を油断させ、格上相手でも勝てるというわけです。
非常に卑怯ですが、かなり有効な戦い方です。
この方法は、フリーレン、フェルンと受け継がれていきます。
フランメは、戦闘においては正面からの勇敢な戦いよりも、駆け引きや技巧を使うことに長けた魔法使いといえるでしょう。
魔王との戦い
フランメと魔王との戦いは描かれていませんので、おそらく戦っていないと思われます。
彼女の短い人生では、魔王を倒せるまでの力を身につけることはできないと考えたのかもしれません。
もしくは、戦いを追い求める自分には、魔王を倒して平和な世界を手に入れる資格がないと考えた可能性もあります。
フランメはフリーレンに戦い方を叩き込み、最終的には魔王を討つ使命を彼女に託しました。
「お前が歴史に名を残すのは、魔王をぶっ殺すときだ」という言葉を、フリーレンに残しました。
フランメとフリーレンの関係
フランメとフリーレンの関係について紹介します。
出会いと別れ
フランメとフリーレンの出会いは、コミックス3巻21話で描かれます。
千年前にフリーレンが住んでいたエルフの集落が魔族に襲撃されました。
何とか魔族を倒したものの、死にかけていたフリーレンのもとに、フランメが訪れます。
たまたま出会ったような感じもしますが、強い魔力のぶつかりあいを見て、やってきたのかもしれません。
フランメは、死にかけていたフリーレンを助け、自分の弟子にします。
フランメはフリーレンの才能を見抜いていたようです。
フリーレンは、フランメのもとで約50年修行をしたようです。
ずっといっしょに生活をしていたかどうかは不明ですが、フランメの墓はフリーレンが作ったのではないかと思われます。
フランメの墓の周りに、花が咲き乱れているシーンが描かれます。
フランメは自分が一番愛した「美しい花畑を創り出す魔法」を使って墓の周りを花畑にしてくれた頼んでいたので、フリーレンがその願いをききいれたのだと思われます。
フランメはフリーレンに旅の目的を与えた
フランメはフリーレンに戦闘の技術を教える一方で、彼女が将来大きな困難に直面する可能性を理解していました。
「お前はいつか大きな過ちを犯し、人を知りたいと思うようになるだろう」と考え、手記を残していました。
そこには「天国」と称される「魂の眠る地(オレオール)」について書かれていました。
フランメによると、死者と対話できる場所とのことです。
その話をもとに、今は亡きヒンメルと対話するため、フリーレンの旅は始まりました。
まとめ:葬送のフリーレンのフランメ
約1000年前に生きていたキャラですので、フランメの様子は回想シーンにて描かれます。
フランメは、人間の間に魔法を広めた存在であり、「人類の魔法の開祖」と称されています。
また、フリーレンに魔族との戦い方を教えた師匠でもあります。
フランメは、魔王と直接は戦っていないと思われますが、魔王を倒した影の功績者ということができるかもしれません。
まだ、フランメについて多くは語られていないと思いますので、回想シーンで語られるのが楽しみですね。