葬送のフリーレンの魔王の正体は？謎が多い魔族のトップ！

この記事では、葬送のフリーレンに登場する魔王について紹介しています。

一般的なファンタジー作品では、勇者一行は魔王を倒すために旅立ちます。

一方で、葬送のフリーレンでは、魔王を倒したところから話が始まります。

そのせいか、魔王に関しては、あまり多くの情報がありません。

そこで、作中で語られる魔王に関する情報をなるべく拾って、色々と考察してみました。

今回は、葬送のフリーレンに登場する魔王について紹介します。

魔王の基本情報

葬送のフリーレンは、魔族のトップである魔王を倒したところから話が始まります。

凱旋帰国のシーンから話が始まる関係で、魔王がどういった姿かたちをしているのか、勇者ヒンメル一行がどう魔王を倒したのかも不明です。

また、「魔王」とは呼ばれていますが、本当の名前が何なのかも判明していません。

また、魔王が直接しゃべっているシーンもありませんので、魔王の声優もいません。

魔王の実力

魔王の実力について、作中の情報から考察してみます。

魔族内での立場

コミックス10巻で「個人主義の魔族を束ねるには、恐怖を使うしかない」とシュラハトが語ります。

このセリフから、魔王は魔族の中で最強の実力を持っており、他の魔族にとっては恐怖の象徴であったことが伺えます。

コミックス6巻で、ゼーリエの口から「フリーレンの魔力制限を一目で見破ったのは魔王だけ」と言ってた点からも、他の魔族とはレベルが違うようです。

フリーレンが魔族を油断させるために、外にでる魔力を制限していることを魔王はすぐに見抜いたことが分かります。

勇者一行との戦い

上にも書いたように、魔王と勇者一行の戦いの様子は不明です。

コミックス6巻にて、「ヒンメル、アイゼン、ハイター、私、一人でも欠けていたら倒せなかった」とフリーレンが語っていますので、総力戦だったのは間違いありません。

また「運が良かった」と語っていることから、勇者一行が圧倒的な実力で勝ったわけではなさそうです。

どう倒したかは不明ですが、何らかの隙をついて魔王を倒したのではないでしょうか？

とはいえ、上に書いたように魔王はフリーレンの実力を見抜いていたと思われるので、単純に油断したというわけでもないと思われます。

魔王の命令

作中で、魔王が指示をだしたことが分かる話があります。

「エルフの皆殺し」と「南の勇者の討伐」です。

指示を出した理由については不明ですが、魔王にとっての脅威を排除しようとしたのではないかと思われます。

そう考えると、魔王は慎重な性格だったのかもしれません。

エルフの皆殺し

コミックス3巻にて、「エルフを皆殺しにしろ」という命令が魔王からくだされたことが分かります。

その結果、フリーレン以外の集落の住民は全滅してしまいました。

コミックス3巻でモンクのクラフトの話の中で、「エルフは絶滅したのかと思った」という発言があります。

かなりの数のエルフが魔王によって殺されたのかもしれません。

南の勇者の討伐

コミックス10巻で、南の勇者討伐のために、シュラハト及び七崩賢による総攻撃の指示がくだされたことが分かります。

南の勇者は人類最強といわれる人物だったため、魔王はその存在を恐れたのかもしれません。

この時に、南の勇者が魔王軍の戦力を削ったため、ヒンメル達は魔王と有利に戦えた可能性があります。

魔王は人類と共存を願っていた

コミックス11巻で、魔王が人類との共存を望んでいたことが分かります。

その結果、人類との大戦争が勃発してしまったと続きます。

共存するために戦争をするというのは理解に苦しみますが、人間を理解するために殺し合うという手段を選んだのかもしれません。

もしくは、人間を魔族の支配下におくことで、偽りの共存を目指していたのかもしれません。

いずれにしても、これにより人類は全盛期の3分の1になるほど人口が減ってしまったようです。

魔王が人類との共存を願っていたことをフリーレンが知っていることから、魔王の口から何がしたいのか語られた可能性があります。

まとめ：葬送のフリーレンの魔王

葬送のフリーレンの魔王については、あまり情報がありません。

見た目や名前等、まったく分かっていません。

しかし、実力は魔族で1番と思われます。

エルフ皆殺しや南の勇者討伐を指示したり、人類との共存を願ったり、謎も多い存在です。

勇者一行がどうやって魔王を倒したのか等、魔王に関する謎が語られる時がいつかくることを楽しみに待ちましょう。