ドラゴンボール完全版の最終回は何が違う?余韻の残る良い改変

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この記事では、ドラゴンボール完全版の最終回が通常版とどう違っているのか紹介しています。

ドラゴンボールのコミックスには、通常版以外に完全版といわれるものがあります。

装丁が立派だったり、カラーページがあるのが大きな特徴です。

内容はほぼ同じなんですが、実は最終回に少しだけ内容が追加されています。

今回は、ドラゴンボール完全版の最終回の違いについて紹介します。

目次

ドラゴンボール通常版の最終回

ドラゴンボールの漫画の最終回は519話「バイバイ ドラゴンワールド」です。

通常版519話の最後2ページが、完全版では加筆、修正され4ページになっています。

最終回は、天下一武道会で、魔人ブウの生まれ変わりの少年ウーブと悟空が戦います。

ウーブの修行をするために悟空がウーブを連れて、どこかに旅立っていきます。

ここから通常版と完全版で少し違いがでてきます。

通常版では、空を飛べないウーブを悟空が背負って、どこかへ飛び去って行きます。

そこに、「ドラゴンボールの話はこれでおしまい」といった締めの文章がはさまります。

最後の1ページは、「ありがとう!!さようなら」のセリフとドラゴンボールのキャラが勢ぞろいしています。

最後のコマは、作者の鳥山明先生の感謝の言葉で締めくくられます。

ドラゴンボール完全版の最終回

ドラゴンボールの完全版の最終回は、ウーブを背負って天下一武道会会場を去るまでは同じです。

そこから少しだけ違いがありますので、3つに分けて紹介します。

完全版の違い:筋斗雲

空を飛べないウーブに対して、悟空は筋斗雲をプレゼントします。

心がきれいでないと乗れない筋斗雲ですが、ウーブは無事乗ることができます。

筋斗雲に乗るウーブに、悟空は自分の少年のころの姿を重ねます。

また新たな冒険が始まりそうな予感をさせるシーンです。

実際、ここからドラゴンボールGTへつながり、ウーブは活躍を見せます。

完全版の違い:締めの文章

どこかへ飛び立っていく2人に対して、「ドラゴンボールの話はこれでおしまい」といった締めの文章がはさまるのは同じですが、細部が少し違っています。

特に、最後の1文が違うのが印象に残りました。

  • 通常版:だいじょうぶドラゴンボールがあるんだから
  • 完全版:だいじょうぶ地球にはすごいやつらがいるんです

通常版だとドラゴンボールの力で何とかしてきたように見えますが、実際は悟空達の活躍で平和は守られたので、完全版の方が好きです。

完全版の違い:最後の1コマ

最後の1ページは、ドラゴンボールキャラ勢ぞろいのイラストは同じです。

ですが、最後の1コマが、鳥山明先生の感謝の言葉のかわりに、ベジータが悟空に対するライバル心を燃やすイラストで終わっています。

少し余韻が残るような良いラストになったなあと思いました。

ドラゴンボール完全版の最終回はアニメに反映された?

残念ながら、ドラゴンボール完全版の最終回はアニメに反映されていません。

完全版は2002年発売、アニメのドラゴンボール改は2009年放送開始でしたので、完全版の最終回がアニメにも反映されることを期待していた方も多かったようですが、改変はされませんでした。

もともとドラゴンボール改はドラゴンボールZの再編集なので、そこまで手をかける予定はなかったのかもしれません。

また、締めのナレーションは「早く帰ってこい悟空、みんなお前の帰りを待ってるぞ~!」といった感じで、原作漫画とはもともと違っています。

完全版の最終回は、完全版だけで読める貴重な内容ですね。

ドラゴンボール完全版の最終回:まとめ

ドラゴンボール完全版は最後4ページが加筆、修正されています。

大きく分けて下記3点が違います。

  • ウーブが筋斗雲にのる
  • 締めの文章が違う
  • 最後の1コマにベジータ

通常版ではあっさり終わってしまった印象だったのですが、完全版の方では少し余韻があるいい最終回になったなあと感じました。

アニメでは見られない内容ですので、ぜひ一度完全版の最終回を読んでいただきたいと思います。

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