この記事では、弱虫ペダルに登場する「峰が山」に関して、モデルがあるのかどうかについて紹介しています。
弱虫ペダルの主人公小野田坂道が通う高校は、総北高校です。
総北高校の近くには、「峰が山」という山があり、総北高校自転車競技部のメンバーは、峰が山で日々練習を行っています。
この「峰が山」ですが、モデルがあるのか気になったことはないでしょうか?
今回は、弱虫ペダルに登場する峰が山のモデルや実写映画でのロケ地等、峰が山に関する情報を紹介します。
弱虫ペダルの峰が山のモデル
峰が山のモデルは、ありません。
作者の渡辺航先生も、特にモデルにしたものはないという回答をしています。
そもそも、千葉で1番高い山は愛宕山の408mなのに対して、峰が山は標高1,206mというかなり高い山です。
ですので、モデルになるような山がないのもしょうがないと思います。
もし、峰が山のような高い山があったら、千葉の景色が変わっていたかもしれません。
総北高校の練習場所といて設定された、架空の高い山ということですね。
弱虫ペダルの峰が山の情報
作中で分かっている峰が山に関する情報を紹介します。
標高と距離(漫画版)
峰が山の標高は1,206mあります。
これは道路の最高地点なので、実際の山頂はもう少し高いと思われます。
麓から山頂までの距離は、16kmということが「峰ヶ山ヒルクライムレース」の情報によってわかります。
単純計算で、平均勾配7.5%ぐらいの上りのコースとなります。
距離16kmで平均7.5%の勾配は、結構きつめな山といった印象です。
また、途中で勾配18%の通称「壁坂」があり、登るものの心を折ってくるようです。
20%ぐらいの勾配になると、本当に道が壁のように見えるので、「壁坂」というのは、うまいこと名付けたと思います。
ロードバイクに乗り慣れている人でも、足をつかずに山頂まで行くのは厳しいかもしれません。
こんな山で普段から練習していれば、総北高校が強いのもうなづけますね。
総北高校からの距離(漫画版)
総北高校から峰が山までは、約25kmの距離です。
1年生ウエルカムレースのコース情報をもとにすると、市街地区間が13km、田園区間が12kmで、峰が山の入り口にたどりつくようです。
片道25kmで本格的な山にたどりつけるので、練習環境としては悪くないですね。
峰が山でのレース
毎年秋に「峰ヶ山ヒルクライムレース」が開催されているようです。
作中では「高校生の部」しか紹介されていませんが、おそらく「一般の部」もあると思われます。
コースレコードは巻島裕介が持っているようですが、タイムは不明です。
また、「高校生の部」だけなのか、全体を含めてのコースレコードなのかもわかりません。
トップレベルのアマチュアは高校生より速いと思いますので、おそらく「高校生の部」だけのコースレコードだと思います。
実写映画弱虫ペダルでの峰が山
実写映画でも、1年生レースのシーンで、峰が山が登場します。
標高と距離(映画版)
標高は不明ですが、上りの距離は10kmと短くなっています。
原作漫画よりは標高が低くなっているかもしれませんが、勾配18%の「壁坂」の区間も確認できました。
ただ、どう見ても5~6%ぐらいの勾配にしか見えませんでしたが。
この辺が実写化する時の難しいところですね。
総北高校からの距離(映画版)
総北高校から峰が山までは、約22kmの距離です。
市街地区間が2kmで、サイクリングロードと田園区間が20kmとなっています。
市街地区間が2kmになり、車のことをあまり気にせず、山に行けるので、よりいい環境になりました。
市街地が短くなったのは、街中での撮影がしづらいという映画の方の都合もあるかもしれません。
ロケ地
峰が山のシーンのロケ地は、伊勢志摩スカイラインで、山頂部分は標高290mの「一宇田展望台」となっています。
峰が山のロケ地の詳しい話は、下記記事にまとめていますので、あわせてご覧ください。
弱虫ペダルの峰が山のモデル:まとめ
峰が山のモデルとなる山はありません。
標高1,206m、距離16kmの山は千葉にはありませんので、モデルがないのも当然だと思います。
総北高校の練習のために設定された架空の山ということですね。
映画では、伊勢志摩スカイラインを峰が山に見立てて撮影されました。
現実世界で、峰が山のような高い山があったら、千葉の景色が変わっていると思います。