【葬送のフリーレン】ヒンメルの「撃て」に込められた意味とは?

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この記事では、葬送のフリーレンのヒンメルが放った「撃て」に込められた意味について紹介しています。

葬送のフリーレンは、勇者ヒンメルが亡くなってからがメインの話です。

物語が進むにつれて、ヒンメルの過去が明らかになっていますが、名シーン、名セリフが多いことでも有名です。

たくさんある名セリフの中で、「撃て」が好きという方も多いのではないでしょうか?

非常に短いですし、これだけ見ても意味は分かりませんが、ファンにとっては、とても印象的なセリフです。

今回は、葬送のフリーレンのヒンメルが放った「撃て」に込められた意味について紹介します。

目次

ヒンメルの「撃て」が見られる話数

コミックス2巻9話「死者の幻影」にて、ヒンメルの「撃て」を見ることができます。

中央諸国ヴィレ地方にて、魔物による被害が起こっていることをフリーレンとフェルンは耳にします。

魔物の正体は、死者の幻影を見せ、人を誘い込む「幻影鬼(アインザーム)」という魔物です。

躊躇せずに攻撃をすれば簡単に倒せる魔物ですが、その人にとって大切な人の姿を見せるため、ついつい魅せられてしまうようです。

そんな「アインザーム」が、ヒンメルの姿でフリーレンの前にも現れました。

幻影のヒンメルは、一言「撃て」といい放ち、フリーレンは「そうだね。ヒンメルならそう言う」と返して、躊躇することなく魔法を撃ちます。

幻影とはいえ、フリーレンを惑わすことなく、一言だけ残して消えていくヒンメルがかっこいいシーンです。

ヒンメルの「撃て」に込められた想い

ヒンメルの「撃て」には、フリーレンのヒンメルへの信頼が込められているのではないかと考察します。

魔物「アインザーム」は、対面した人の記憶をもとに、大切な人の幻影を作るようです。

死者が生き返っているわけではなく、幻影を見せられている人の記憶をもとに死者の幻影が作られていると考えられます。

ですので、ヒンメルが「撃て」と言ったのも、フリーレンが「ヒンメルならこの場面でこう言うだろうと考えたセリフ」と捉えることができます。

フリーレンの記憶の中のヒンメルは、思い出話をするでもなく、命乞いをするわけでもなく、フリーレンを正しい方向に導いてくれる存在なんだと思います。

その結果、フリーレンが作り出した幻影のヒンメルは、フリーレンが躊躇しないように「撃て」とだけ言ったのではないかと考えます。

ヒンメルに対して恋愛感情があるかどうかは不明ですが、フリーレンがヒンメルを信頼していることはよく分かりますね。

ちなみに、以前までは、フリーレンにとって大切な人は師匠のフランメだったようです。

幻影のフランメは命乞いをしてきたそうですので、フリーレンにとっては命乞いをするフランメが印象的だったのかもしれません。

葬送のフリーレンのノベルでの「撃て」

アニメ公式サイトで掲載されているノベル「葬送」で、ヒンメルがフリーレンに対して「撃て」というシーンがあります。

詳しくはネタバレになるので書きませんが、ヒンメルのこの判断は正しいものとなりました。

幻影のヒンメルが「撃て」と言ったのも、フリーレンにこの時の記憶があったからかもしれません。

まとめ:ヒンメルの「撃て」

ヒンメルの「撃て」が読めるのは、コミックス2巻9話「死者の幻影」です。

フリーレンの記憶が作り出したヒンメルの幻影が放つセリフです。

「ヒンメルならこう言うに違いない」というフリーレンの信頼の気持ちが、「撃て」と言わせたと考えられます。

実際、ノベル「葬送」では、ヒンメルがフリーレンに対して「撃て」というシーンが見られます。

この時の記憶もあったので、フリーレンが作り出した幻影のヒンメルは「撃て」とだけ言ったのかもしれませんね。

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