この記事では、弱虫ペダルに登場する広島呉南工業高校がかませ犬なのかについて紹介しています。
弱虫ペダルのインターハイは、千葉の総北高校、神奈川の箱根学園、京都の京都伏見高校が3強で、三つ巴となって勝負を繰り広げています。
そして、インターハイ3日目には、伏兵として広島の呉南工業高校が登場するのが恒例となっています。
ただ、広島が出てくる必然性はなく、かませ犬だっただけではないかと言われています。
今回は、1年目と2年目のインターハイでの広島の活躍を振り返りながら、かませ犬だったのかどうか紹介したいと思います。
一応「かませ犬」の言葉の意味を説明しておくと、もともとは闘犬用語で、引き立て役として対戦させる弱い相手のことを指す言葉として使われています。
弱虫ペダルの広島はかませ犬か?:1年目
1年目のインターハイでの広島の活躍を振り返りながら、かませ犬だったのかどうか見ていきます。
チーム編成:1年目
1年目のインターハイで広島は、待宮、井尾谷を中心にしたチームとして登場しました。
スプリンターが3人という平坦に強いチーム編成です。
3日目序盤の展開:1年目
3日目のスタート前には非常に不気味な雰囲気を持っており、総北、箱根学園、京都伏見の3強の勝負にどんな波乱を起こすか非常に楽しみでした。
実際、スタートしてすぐに、優勝をあきらめた他校の選手を言葉巧みに誘い、大集団を形成してトップ集団を追いかけるシーンは、鳥肌がたつくらい興奮しました。
ロードレースは人数が多い方が圧倒的に有利という点を活かして、先行するチームとの差を埋めたのはうまいと思いました。
集団離脱後の展開:1年目
その後、広島は他の高校を切り捨て、自分たちだけ先行するという悪い面を見せました。
この後は、広島と京都の悪役同士が手を組んで、総北、箱根学園にどう挑んでいくのかが非常に楽しみでしたが、そういう展開にはなりませんでした。
なぜか広島の待宮は、箱根学園の荒北相手に、スプリント勝負をしかけ、それに破れて広島はレースを諦めるという展開になってしまいました。
かませ犬だったのか?:1年目
荒北と勝負をする必然性がピンときませんでしたし、勝負前の約束とはいえ、レースを諦めたのもあまり納得いきませんでした。
正直、荒北を持ち上げるためのかませ犬として登場したようにしか思えませんでした。
総北と箱根学園に比べ、京都伏見はチーム力が不足していましたので、広島が加って連合軍になっていれば、もっとおもしろくなっていたのではないかと残念に思います。
京都と広島の連合軍で優勝争いに参加していれば、広島の評価も変わっていたのではないかと思います。
弱虫ペダルの広島はかませ犬か?:2年目
2年目のインターハイでの広島の活躍を振り返りながら、かませ犬だったのかどうか見ていきます。
チーム編成:2年目
2年目のインターハイで広島は、浦久保、庭妻を中心にしたチームとして登場しました。
最低でもスプリンター3人がいる、平坦に強いチームです。
詳細なメンバーについては、下記記事をご覧ください。
3日目の展開:2年目
展開としては、1年目と同じく、優勝を諦めたチームと大集団を形成し、トップを追いかけることになりました。
今度は総北の手嶋と勝負をすることになります。
この時点で、広島は負けるんだろうなあと思っていましたが、案の定でした。
広島浦久保は手嶋に負け、レースを諦めることになりました。
かませ犬だったのか?:2年目
1年目の待宮の時以上に、浦久保が何をしたいのかが分からなかったというのが正直な感想です。
やはり、手嶋を持ち上げるために広島が登場したのかと思わせる展開でした。
ただ、冷静に考えると、する必要がない勝負を受けた手嶋の判断はどうだったのかなあとも思いました。
手嶋のダメだと言われている部分については、下記記事にまとめていますので、こちらもぜひご覧ください。
弱虫ペダルの広島はかませ犬か?:まとめ
広島呉南工業は1年目も2年目も、かませ犬だったのではないかと思います。
1年目は荒北、2年目は手嶋という人気キャラを持ち上げるためだけに、本来の目的を忘れて勝負を挑み、退場していったように感じました。
実際は広島をもっと活躍させるつもりだったのかもしれませんが、扱いに困り、かませ犬として退場させた可能性もあります。
3年目のキャプテンは知的なイメージの東村ですので、1、2年目と同じような展開にはならないでほしいところです。
なお、3年目のキャプテンの一覧は、下記記事にまとめていますのであわせてご覧ください。。