この記事では、葬送のフリーレンがドラクエを意識しているかどうかについて紹介しています。
ドラゴンクエスト(ドラクエ)といえば、長い歴史をほこるロールプレイングゲームです。
作品によって少し違いますが、ドラクエの一般的なイメージは「勇者が魔王を倒す物語」ではないでしょうか?
ゲームだけでなく、漫画や小説のファンタジー系の作品でも、ドラクエを意識していると思われる作品が多数あります。
そんな中、葬送のフリーレンもドラクエを意識していると考えられます。
今回は、葬送のフリーレンがドラクエを意識している部分について紹介します。
葬送のフリーレンはドラクエを意識している?
葬送のフリーレンは、ドラクエを意識していると思われます。
むしろ、ドラクエのような「勇者が魔王を倒す物語」が分かっていないと、葬送のフリーレンを理解しづらいと思います。
ドラクエのようなストーリーを知らない人からすると、「なんで魔王を倒した後から話が始まるの?」となってしまう可能性があります。
一方で、ドラクエ等は魔王を倒すと平和になりますが、その後勇者達がどんな生活をしているのかは、あまり語られません。
「魔王を倒した後の勇者一行にも人生があるのに、ドラクエでは描かれない」といったところが、「葬送のフリーレン」の話の発端のひとつではないかと考えられます。
葬送のフリーレンのドラクエをオマージュしているシーン
葬送のフリーレンの中で、ドラクエをオマージュしているシーンを紹介します。
パーティ構成
ヒンメル勇者一行のパーティ構成は「勇者ヒンメル」「戦士アイゼン」「僧侶ハイター」「魔法使いフリーレン」の4人構成になっています。
これは、ドラクエ3のパーティ構成を意識していると考えられます。
ドラクエ3では、主人公の「勇者」に「戦士」「僧侶」「魔法使い」という4人パーティがバランスがとれていれおすすめとされています。
このパーティ構成が有名なのはドラクエ3ぐらいですが、勇者一行というと何となくこの4つの職業構成が多いように思います。
小さなメダル
コミックス6巻49話で、ドラクエでおなじみの「小さなメダル」っぽいアイテムが登場しました。
宝箱からでてきたメダルに対して、下記のような会話が行われます。
フェルン「このメダル色んな場所で見かけますね」
フリーレン「どっかの好事家が集めてるらしいよ」
引用元:葬送のフリーレン6巻
「どっかの好事家」というのは、小さなメダルを集めると何かアイテムをくれる「メダル王」等のパロディだと思われます。
ちなみにコミックス11巻時点で、「どっかの好事家」は現れていませんので、このメダルを何と交換してもらえるかは不明です。
フリーレンだったら、魔法書と交換しそうですね。
正規のルートを引き返す
同じく、コミックス6巻48話、49話で、ダンジョンを探索中、正規のルートっぽいから引き返すシーンがあります。
たしかに、ドラクエだったら、ダンジョンの宝箱を見落としている可能性があるので、正規ルートだったら戻ったりしますね。
ヒンメルによると「迷宮は一つの階層をすべて踏破してから次に進むものだ」そうです。
答えになってそうで答えになっていませんが、ヒンメルは冒険を楽しんでいたようです。
まあ、これは「ドラクエあるある」というよりも「ロールプレイングあるある」ですかね?
まとめ:葬送のフリーレンはドラクエを意識している?
葬送のフリーレンは、ドラクエを意識していると思われます。
むしろ、ドラクエのような「勇者が魔王を倒す物語」が分かっていないと、葬送のフリーレンは理解できないと思います。
また、どころどころドラクエのオマージュのようなシーンもあります。
- パーティ構成
- 小さなメダル
- 正規のルートを引き返す
ドラクエを知らなくても楽しめますが、知っているともっと楽しめるという感じですね。