弱虫ペダルは絵が下手?連載初期と中期以降の絵を分析!

この記事では、弱虫ペダルの絵が下手なのかどうかについて紹介しています。

漫画の批判の話になった際、ストーリーがおもしろくないという話だけでなく、絵が下手ということも話題にあがります。

弱虫ペダルも、「絵が下手」という批判をする人が一定数いるようです。

今回は、弱虫ペダルの絵がどういった点が下手と言われるのか、連載初期と中期以降に分けて、個人的な見解も交えながら紹介していきます。

目次

弱虫ペダルは絵が下手?:連載初期

初期の頃の絵を見ると、絵が安定していないように感じるところがあります。

同じキャラなのに顔が全然違うように見えたり、頭身がおかしくなっているように感じました。

個人的には、連載初期の頃の絵は下手とまでは言いませんが、あまり上手くないという印象でした。

ただ、自転車に関しては、初期のころからしっかり描かれており、うまいと思いました。

自転車は、体とのバランスを考慮しながら書くのが非常に難しいと思いますので、自転車に乗っているシーンに違和感がないだけでもすごいことです。

やはりこの辺は、作者の渡辺航先生自身もロードバイクに乗られているので、こだわっていたのではないかと思います。

弱虫ペダルは絵が下手?:連載中期以降

中期以降になってくると、絵は安定してきたように感じました。

明確な時期で区切るのは難しいですが、1年目のインターハイ2日目あたり、コミックスでいうと17巻くらいからはキャラが安定してきたように思いました。

個人的には、初期のころよりもうまくなったと感じています。

ただ、人によっては中期以降の方が絵が下手になったと感じているようです。

正確には、絵が下手というよりも、雑になったという表現が正しいのかもしれません。

勢いでざっと読む分には、まったく気にならないのですが、1コマずつ丁寧に見てみると、省略されていたり、線が歪んでいる部分が見られます。

ただ、これに関しては、弱虫ペダルは、1コマずつ丁寧に読んでいく漫画ではなくて、勢いよく読んでいく漫画と捉えた方がいいのではないかと思います。

漫画に何を求めるかは人によって違うと思いますが、私は弱虫ペダルの絵は勢いがあって、ロードレース漫画という内容と非常に相性がいいと思っています。

細かいところまで丁寧に絵を描くよりも、いかに勢いを見せるかということを重視しているように感じました。

また、省略できるところを省略することで、作画スピードを上げて、より多くのことができるようにしているのではないかと思えます。

実際、作者の渡辺航先生は、弱虫ペダルの週刊連載をほとんど休載することはありません。

また、不定期ですが、スピンオフ作品のスペアバイクも書かれています。

さらに、漫画以外でもロードバイクにかなり乗られていて、レースにも出ており、この経験が漫画にも反映されていると思います。

おそらく、もっと絵のクオリティをあげることはできるのだと思いますが、そうすると作画スピードが落ちて、休載が増えたり、自転車に乗る時間が減って、実体験を漫画に落とし込むこともできなくなるのではないかと思います。

多少絵が雑でも、それが漫画全体のクオリティを上げることにつながっているのではないかと思います。

もちろん、今の状態でも、十分うまい絵だと思っています。

弱虫ペダルは絵が下手?:まとめ

弱虫ペダルの絵を下手と感じるかどうかは個人差があると思います。

初期の頃は、絵が安定しておらず、個人的にもあまり上手くない印象を持っていました。

しかしながら、中期以降は絵が安定してきて、勢いのある絵がストーリーとマッチしていると感じています。

個人的には中期以降の絵は、まったく下手とは感じません。

ただ、人によっては絵が雑であると感じ、「絵が下手」と判断されるのかもしれません。

週刊連載をほとんど休載することなく続けていることを考えると、絵が多少雑なのはむしろ利点ではないかと思うぐらいです。

 

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