この記事では、葬送のフリーレンの「揺らいでいる」というのが、何を意味しているのかについて紹介しています。
葬送のフリーレンには、短いながらも印象的なセリフがあります。
「揺らいでいる」というセリフも、印象的なセリフです。
ゼーリエの魔力を見たフェルンが、ぽつりとつぶやいたセリフですね。
今回は、葬送のフリーレンの「揺らいでいる」というのが、何を意味しているのかについて紹介します。
葬送のフリーレンの「揺らいでいる」登場シーン
コミックス6巻57話で、ゼーリエから出る魔力について、フェルンが「揺らいでいる」と言います。
それを聞いたゼーリエは嬉しそうに笑い、フェルンを弟子にしようとします。
続く、コミックス7巻58話でも、同じシーンが繰り返され、フェルンの「揺らいでいる」というセリフが見られます。
魔力の「揺らぎ」って何?
魔力の「揺らぎ」について、補足説明しておきます。
通常であれば、魔力は体から湯気のように立ち上っているようです。
体から出る魔力の量によって、魔法使いとしてのある程度の力量が分かるとされています。
一方、意図的に魔力を制限しようとすると、「揺らぎ」が発生するようです。
ゼーリエの側近「ファルシュ」によると、「この揺らぎは魔力を持った生物である限り消せるものではありません」とのことです。
つまり「魔力の揺らぎ=魔力制限している」と考えてよさそうです。
フリーレンは、魔力制限に人生をかけていますので、この「魔力の揺らぎ」がほとんどないようですが、それでも少しは揺らぎがあるようです。
ゼーリエが「揺らいでいる」に喜んだ理由は?
フェルンに、自身の魔力の揺らぎを見抜かれたゼーリエは、なぜか嬉しそうに笑います。
なぜ、ゼーリエは「揺らいでいる」というセリフに喜んだのでしょうか?
一言でいうと、フェルンが自分を超えるほどの魔法使いになれる可能性をゼーリエが感じたからだと思います。
これだけだとちょっと分かりづらいと思いますので、補足説明していきます。
ゼーリエは洗練された魔法使いを求めている
コミックス5巻43話にて、リヒターからゼーリエに関する説明があります。
ゼーリエは「魔王軍との長い戦火の時代の、洗練された魔法使いを未だに追い求めている」と説明されます。
なぜ「洗練された魔法使い」を求めているのかは不明ですが、ゼーリエが納得いくだけの魔法使いは見つかっていないと考えられます。
その証拠として、コミックス6巻57話でフリーレンが「私は未だにゼーリエが望むほどの魔法使いにはなれていない」と言います。
7巻60話では、「正直フランメは失敗作だった。あれほどの才を持ちながら私ほどの高みへは辿り着けなかった」とゼーリエが語ります。
作中で最強クラスの魔法使いである「フリーレン」や「フランメ」であっても、ゼーリエが望む魔法使いのレベルではないようです。
ゼーリエの魔力制限を見破れる人物はいなかった
ゼーリエが言うには、フリーレンの「魔力の揺らぎ」を一目で見破ったのは、魔王とレルネンだけだそうです。
そのぐらい、フリーレンの「魔力制限」のレベルが高いということですね。
そんなレルネンであっても、ゼーリエの魔力の揺らぎを見破れなかったことを残念に思っています。
一目でゼーリエの魔力制限を見抜いたフェルンに期待をよせたということですね。
フェルンであれば、フリーレンやフランメを超える魔法使いになれると考えたのでしょう。
まとめ:葬送のフリーレンの「揺らいでいる」
葬送のフリーレンの「揺らいでいる」が見られるのは、コミックス6巻57話及び7巻58話です。
ゼーリエが魔力制限をしていることをフェルンが見抜き、「(魔力が)揺らいでいる」と言います。
優秀な魔法使いであるレルネンですら、ゼーリエが魔力制限を見抜くことができませんでした。
それを見抜いたフェルンに対して、ゼーリエは自分の求める魔法使いになれる可能性を感じたのだと思われます。
フェルンは、フリーレンやフランメを超えるような素質があると考えたのでしょう。