2020年に発売されたコーヒートークというゲームが現在でも流行っているようですが、作者が死亡したという噂があります。もし死亡が本当だとしたら、死因や次回作があるのかなども気になりますよね。そこで今回は、コーヒートークの作者が死亡したのは本当なのか、死因や次回作などを調べたのでご紹介します。
コーヒートークの作者が死亡?
コーヒートークの作者が死亡したというのは、どうやら本当のようです。2022年にゲームクリエイターでコーヒートークの作者であるモハメド・ファーミが死亡したことが明らかになりました。モハメド・ファーミのX(旧Twitter)で家族を通して公表されています。モハメド・ファーミは10年以上ゲーム業界で活躍してきたクリエイターで、これからの活躍も期待されていた存在でしたが、突然の訃報に関係各所から哀悼の意を表する声が多く寄せられました。
作者の死因
コーヒートークの作者が死亡した原因は、喘息発作だったそうです。亡くなった当時は32歳という若さだったので世間を驚かせ、悲しみの声が多く上がりました。モハメド・ファーミの死を受け、ゲームの開発チームは、コーヒートークのSteam版の価格を32%引きするセールを実施し、収益全額をファーミの遺族に寄付しました。
作者の経歴
コーヒートークの作者であるモハメド・ファーミは、マレーシアの大学でコンピューターサイエンスを学んだ後、インターン先の企業に就職してゲームデザインとプログラミングの仕事をしていました。その後は何度か転職をしてToge Productionsに入社し、そこでPRやマーケティングを担当していました。2020年にコーヒートークをリリースし、そこからフリーランスのゲームクリエイターとして独立します。2011年からは自身の地元であるインドネシアのジャカルタに拠点を移し活動を始めました。
コーヒートークはシアトルが舞台のゲームですが、多種多様な種族が登場するゲーム要素は、様々な宗教・人種がいるインドネシアの要素も含まれています。
コーヒートークの次回作はある?
2020年にコーヒートークの第1作目がリリースされ、その約2年後にモハメド・ファーミは亡くなってしまいましたが、開発チームが引継ぎ「コーヒートーク エピソード2:ハイビスカス&バタフライ」が2023年にリリースされました。さらには2025年に「コーヒートーク トーキョー」という東京を舞台にしたコーヒートークのリリースが決定しています。登場するお客さんには、日本ならではの「妖怪」の末裔たちが訪れたり、日本を感じさせるラテアートができたり、新しい要素も多く盛り込まれているようです。2025年5月からSteamで体験版が配信されました。正式に発売されるが楽しみですね。コーヒートークトーキョーの発売に伴い、渋谷・池袋のPARCOでコーヒートークのコラボカフェと展示会のイベントが開催されており、日本国内での人気具合が伺えます。
コーヒートークの評判
コーヒートークのゲームをプレイした人の声としては、高評価な感想が多く上がっていました。2025年7月現在、セールの対象になっていることもあり1,500~1,600円くらいの値段で入手できるのですが、価格に見合わずかなり楽しむことができるゲームとなっています。
おすすめゲーム実況
コーヒートークのゲームを購入してプレイするまでには至らないけど、内容が少し気になるという方は、YouTubeでコーヒートークのゲーム実況をしている実況者がいるので、そちらを見るのがおすすめです。コーヒートークを実況しているおすすめのゲーム実況者は牛沢さんです。牛沢さんの落ち着いた声とゲームの雰囲気が合っており、適度に考察を交えながら実況しているので、ゲームに入り込みやすい内容となっています。1本だいたい1時間くらいの動画が何話かに分かれていて見やすいので、気になる方はぜひ見てみてはいかがでしょうか。
コーヒートークの作者の他の作品
コーヒートークの作者のモハメド・ファーミが携わったゲームは他にもあります。モハメド・ファーミのゲームはシミュレーション要素があったり、プレイヤーの選択によってストーリーが分岐できたりするような要素が特徴的です。どのゲームも落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと自分のペースでできるゲームが多いようです。そんなモハメド・ファーミの作品をご紹介します。
What Comes After
What Comes Afterは2022年にリリースされたゲームで、モハメド・ファーミ本人の体験談をもとに作られたゲームです。主人公が電車に乗るところから始まり、電車で眠り目を覚ますと死者をあの世へ送る電車となっていて、様々な理由で亡くなった人たちと会話をしていきます。1時間30分~2時間程でクリアできる短編作品で、1つの短編小説を読んでいるような気分になります。比較的すぐに終わってしまうので、物足りなさを感じる人もいるかもしれませんが、価格も770円と手に取りやすいゲームではないでしょうか。横スクロール型で幽霊と話していくゲームですが、ホラー要素は特になく、内容的にはいろいろなことを考えさせられるゲームとなっています。
Afterlove EP
Afterlove EPは、日常系アドベンチャーゲームで2025年2月にリリースされました。こちらのゲームはジャカルタが舞台となっており、恋人を亡くした若いミュージシャンである主人公の人生を描いたゲームで、デートシミュレーションやリズムゲームなどの要素が含まれています。友人やバンド仲間とのかかわり方など、プレイヤーの選択によってストーリーが変わっていくところもこのゲームのおもしろいポイントです。この作品はモハメド・ファーミの遺作とも言われており、ファンからは注目を集めました。ゲームの内容的にも、自分の人生を見つめなおすきかっけにもなるような作品となっているのではないでしょうか。
まとめ
今回は、コーヒートークの作者が死亡したのは本当なのか、死因や次回作などを調べたのでご紹介しました。コーヒートークの作者が死亡したのは本当で、喘息発作で亡くなったようです。コーヒートークの続編は既にリリースされており、さらにコーヒートークトーキョーという第3作目のリリースも予定されているので、楽しみですね。