「もやしもん」は約10年にわたって連載されたコミックで、肉眼で世の中の菌を見ることができる大学生の学校生活を描いた特異なコミックとして大ヒットを記録しました。
そんな「もやしもん」ですが、10年にわたって連載されたのに関わらず最後が打ち切りだといわれています。果たして本当に「もやしもん」は打ち切りのような形で連載が終わってしまったのでしょうか。また「もやしもん」が打ち切りと言われる理由も気になりますよね。
本記事では「もやしもん」が打ち切りといわれる理由について、深掘りして紹介していきます。
漫画「もやしもん」について
はじめに本記事で紹介する漫画「もやしもん」について簡単に紹介したいと思います。作品情報を下記にまとめたのでご確認ください。
- 連載期間:2004年〜2014年
- 掲載誌:イブニング、月刊モーニングtwo
- 出版社:講談社
- 作者:石川雅之
- 巻数:全13巻
発行部数800万部を突破した「もやしもん」は、2007年と2012年の2回にわたってアニメ化もされています。また、アニメ化以降もその人気は止まることを知らずに2010年にはドラマ化され、中村優一さんが主演として出演しました。2025年現在でもアニメ3期を望む声も多く、幅広い世代に愛されている作品と言えるでしょう。
あらすじ
種麹屋の次男坊・沢木惣右衛門直保は、幼少期から日常に蔓延る菌やウイルスを肉眼で見ることができ、菌やウイルスと会話もできる不思議な力を持っていた。そんな直保は高校卒業後、幼馴染である結城蛍と某農業大学へと入学。某農業大学は祖父の友人である樹慶蔵が教授を務める大学だった。
某農業大学に入学した直保は、院生の長谷川遥やゼミ生の武藤葵、事業の失敗が原因で多額の借金を背負った美里薫と川浜拓馬など、さまざまな人物たちと交友を深めていく。そんなある日、直保はある菌とウイルスが纏わる騒動に巻き込まれていくことになって––––。
「もやしもん」は打ち切り?その理由は?
大人気コミックとして人気を博した「もやしもん」ですが、打ち切りと言われる理由は何なのでしょうか。結論から言うと「もやしもん」は打ち切りではなく、作者である石川雅之さんが望む形で完結しています。実際に石川雅之さんは自身のXで「タイミング的には微妙だけど、打ち切りにならずに完結したのだから万々歳ですよね」と投稿しており、物語としてしっかり完結したことを呟いています。
では、何故「もやしもん」が打ち切りといわれるようになったのでしょうか。次からは「もやしもん」が打ち切りといわれる理由について紹介します。
「もやしもん」が打ち切りと言われるようになった理由について
「もやしもん」が打ち切りと言われる理由についてですが、主に下記のような理由が原因のようです。
- 未回収の伏線が多い
- 159話、全13巻と終わり方が微妙すぎる
- 作中では直保の大学一年時しか描かれていない
多くのファンは直保の大学生活が卒業まで描かれることを期待していただけに、大学一年終了時の完結となったことで打ち切りを疑うようになったようです。また未回収の伏線が多い点については作者の石川雅之さんも「未練はある」と触れており、まだ描きたかったエピソードがあったことを匂わせています。ただ、それも踏まえた上で「159話全13巻で完結するのも自分らしいかな」といった言葉で締めくくっていました。
まとめ
本記事では大ヒットコミックの「もやしもん」が打ち切りといわれる理由について紹介しましたがいかがでしたか。ファンの間では打ち切りと言われている「もやしもん」ですが、実際は円満な完結であったことを作者の石川雅之さんは明かしています。
社会現象にもなった作品なだけに、未読の方は是非一度読んでみてはいかがでしょうか。一風変わった作品ですが、世の中の菌やウイルスに対して新たな視点を持つことができる作品ですよ。