アンノウンマザーグースの作者が死亡したのは本当?楽曲に込めた想いとは?

アンノウンマザーグースの作者が死亡したのは本当?楽曲に込めた想いとは?

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大人気ボカロ曲「アンノウンマザーグース」は、2017年に作られた曲ですが今も多くの人に愛されている楽曲です。そんなアンノウンマザーグースの作者が死亡したという情報がありますが、本当なのでしょうか。楽曲に込めた想いなども気になりますよね。そこで今回は、アンノウンマザーグースの作者死亡に関する情報と、楽曲の詳細もご紹介します。

目次

アンノウンマザーグースの作者が死亡?

アンノウンマザーグースの作者はwowakaさんというボカロPなのですが、2019年4月に31歳という若さで亡くなられています。死因は急性心不全で、突然の出来事でした。このアンノウンマザーグースという楽曲が、ボカロ曲におけるwowakaさんの遺作となりました。

同時期にボカロPのハチとして活躍していた米津玄師さんは、wowakaさんとは親友でもありライバルでもある存在だったそうなのですが、「なんとかできなかったのかな、と今も考える。恐らくこれからずっと考え続ける気がする。」と痛切なコメントを残しています。

突然の訃報に驚いたファンからも多くの悲しみの声が上がっていました。

楽曲制作までの経緯

アンノウンマザーグースは、wowakaさんの前作ボカロ曲「アンハッピーリフレイン」から約6年ぶりの投稿となり、当時投稿されたニコニコ動画では、投稿からたった5時間27分で殿堂入りを達成しました。

2009年からボカロ曲を作って投稿していたwowakaさんは、2011年にアンハッピーリフレインという曲をメインとしたアルバムを世に出したのですが、自分の楽曲を「wowakaらしい」「ボカロらしい」という言葉で消費されていくことをネガティブに感じてしまい、落ちていた時期がありました。そんな時にヒトリエというバンドを結成し、性格的にもまっすぐ物事に取り組むタイプなので、バンドに専念し一時期ボカロからは離れていました。

そして2017年、初音ミクの10周年という年に、記念の楽曲を作らないかというオファーがありました。wowakaさんも自分自身の在り方が見えてきたタイミングで、その連絡をくれた人がボカロ曲を作っていた時期にお世話になった人だったこともあり、制作することを決めたそうです。

初音ミクはwowakaさんにとって、人生を変えてくれた大切な存在で、タイミングも良かったので、今作ら作らなきゃいつ作るんだと感じたそうです。そして出来上がった楽曲がアンノウンマザーグースです。

楽曲に込められた想い

初音ミクとwowakaさん自身に重なる部分が多く、自分と初音ミクについて言えることを全部言っていこうという思いで作られました。初音ミクの声の裏では、ほぼ全編でwowakaさんの声を重ねているそうです。

初音ミクはwowakaさんにとって人生を変えてくれた存在で、10周年の記念で制作されたアンノウンマザーグースはwowakaさんにとっても大切な1曲となったのではないでしょうか。

マザーグースは、イギリスやアメリカを中心に古くから伝承されてきた童謡のことを指すのです。ここからは考察ですが、この楽曲ではマザーグースというワードは“多くの人に親しまれる音楽”という意味で使われている気がします。これからボカロ曲が浸透し、長く愛される楽曲となることを願って、今はまだ「誰も知らない」マザーグースという意味が込められているのではないでしょうか。

また、アンノウンマザーグースの歌詞の中に、「どうやって この世界を愛せるかな」「いつだって 転がり続けるんだろう」という歌詞がありますが、「転がり続ける」というところでwowakaさんの別のボカロ曲「ローリンガール」を彷彿させます。考えれば考える程深い楽曲ですね。

wowakaの経歴

wowakaさんは鹿児島県出身で、中学生の時にギターを始め、高校、大学でバンド活動を行っていました。大学は東京大学に進学し、サークル「東大音感」の部長を務め作曲も始めました。

2008年12月頃に、livetuneの「Last Night, Good Night」という曲を聞き、初音ミクなどのボーカロイドという存在に初めて出会い、曲の良さと、それを一人で制作していることに衝撃を受け、2009年4月から初音ミクを使った音楽製作を始めました。

2009年、ニコニコ動画でwowakaさんは初めてボカロ曲「グレーゾーンにて。」を投稿しました。動画には白黒の静止画を採用しており、絵が描けないなりに曲のイメージを伝えようとしたそうです。それ以降、wowakaさんのボカロ曲にはモノクロの画像が使用されています。

その後、「裏表ラバーズ」や「ローリンガール」など大ヒット曲を生み出し注目を集め、インターネットを中心に活動する音楽家たちによる新レーベルBALLOOM(バルーム)に参加し、2011年5月に初の全国流通のアルバム「アンハッピーリフレイン」をリリースしました。

2011年からはロックバンド「ヒトリエ」のボーカル・ギターとして活動を始め、2014年にはソニー・ミュージックグループ傘下に自主レーベル「非日常レコーズ」を立ち上げメジャーデビューを果たしました。

代表曲

wowakaさんはこれまで様々な名曲を残してきました。その中でも代表曲とも言える楽曲やお勧めの楽曲をご紹介します。

裏表ラバーズ

テンポがかなり速く、一度聞くと耳から離れない中毒性のある楽曲です。wowakaさんのコメントには、「最初から最後までまくし立ててるのでだいぶやかましくなっております」と記載されています。現在YouTubeでは2400万回再生を超えています。

出典:ヒトリエ / wowaka

ローリンガール

イントロのピアノが特徴的なこの楽曲は、とにかくwowakaさんらしく疾走感のある楽曲となっています。「もう一回、もう一回」というフレーズは、ライブでも合いの手で盛り上がるパートです。これまで多くの有名な歌い手にカバーされてきました。ヒトリエではよくセルフカバーされていて、ライブのアンコールにて演奏されることが多い楽曲です。

出典:ヒトリエ / wowaka

ワールズエンド・ダンスホール

リズミカルなテンポが続く楽曲で、投稿して早々に殿堂入りを果たしました。Wowakaさんが亡くなった後、動画のコメントには歌詞の最後にある「さよなら、お元気で。」という追悼のコメントで溢れていました。

出典:ヒトリエ / wowaka

マジカルミライで追悼

2019年の初音ミクのライブ「マジカルミライ」では、アンコールでwowakaさんへの追悼を込めて、wowakaさんの楽曲が日替わりで演奏されました。

スクリーンに「wowaka」の文字が出た時、会場はwowakaさんを失った悲しみと、wowakaの曲に触れられる喜びが混ざったような何とも言えない歓声で盛り上がりました。

まとめ

今回は、アンノウンマザーグースの作者であるwowakaさんの死亡について、楽曲に込められた想いも含めてご紹介しました。ボカロ界で知らない人はいないほどの存在で、これまで数多くの名曲を残してきました。今後もwowakaさんというボカロPの曲が長く語り継がれてほしいですね。

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