『週刊少年ジャンプ』の人気作品であるナルトには、尾獣と呼ばれる強大なチャクラを持った魔獣とそれを体内に封印された人柱力と呼ばれる忍者がいます。
また、現在はナルトの続編となるボルトが連載されていて、うずまきナルトの娘であるヒマワリが人柱力ではないかと言われているようですね。
そこで今回は、ナルトの尾獣や人柱力やうずまきヒマワリについて紹介します。
尾獣と人柱力
ナルトに登場する尾獣は、六道仙人が十尾のチャクラを9つに分けた魔獣です。そのため、尾獣は強大なチャクラと特殊な能力があり、様々な動物がモチーフになっています。尾獣は強大な力があるだけではなく、尻尾の数が違うというのが特徴です。
作中の中で最強クラスに分類される尾獣はどのキャラクターに封印されているのでしょうか。
それでは、ナルトの尾獣と人柱力について詳しくみていきましょう。
一尾(守鶴)/我愛羅
一尾は守鶴とも呼ばれており、体が砂で形成されていて、表面には封印術にも紋様が刻まれているのが特徴です。一尾は尻尾が1本で狸をモチーフにした尾獣になっています。一尾は風遁を使うことがありますが、砂などを使った磁遁も使用していました。
一尾はうずまきナルトの親友の1人である5代目風影・我愛羅に封印されていました。しかし、十尾復活を目論む暁によって一尾を取り出されてしまい、我愛羅は1度死亡してしまっています。ただ、その後、我愛羅は相談役・チヨが自らの命を代償にして復活させました。
二尾(又旅)/二位ユギト
二尾である又旅は猫のような見た目をしていて、全身が高熱の青い炎に包まれ、右目が黄色、左目が緑色というオッドアイをしています。
二尾は雲隠れの忍びである二位ユギトに封印されていましたが、暁の飛弾と角都によって倒され、二尾を取り出されてしまいました。ただ、二位ユギトは尾獣をコントロールできた数少ない忍者です。
三尾(磯撫)/橘やぐら
三尾である磯撫は3つの尻尾を持つ亀のような見た目をしており、鋭く尖った角と巨大な甲羅を持っているのが特徴です。三尾は右目がつぶされていますが、水中で素早く動くことができ、高い防御力を誇っています。そんな三尾は四代目水影の橘やぐらに封印されていましたが、人柱力が死亡してしまったため野に放たれていました。それを暁のメンバーであるデイダラとトビによって捕獲されています。
橘やぐらは少年のような見た目をしていますが、三尾を完璧にコントロール下に置いていたそうです。
四尾(孫悟空)/老紫
四尾は孫悟空と呼ばれており、名前からも分かるとおり『西遊記』に登場する孫悟空がモチーフになっています。四尾は筋骨隆々で体が赤い巨大なゴリラのような見た目をしており、2本の大きな牙があるのが特徴です。四尾は血継限界の1つである熔遁を使います。
四尾は岩隠れの老紫に封印されていましたが、暁のメンバーである鬼鮫によって捕獲され、その後、尾獣を体内から抜かれてしまいました。
五尾(穆王)/ハン
五尾である穆王は尾獣の中でも特に巨大で、作者の岸本斉史先生曰く、イルカと馬を合体させた尾獣だとされています。五尾は体が白く、尻尾だけではなく角が5本あるのが特徴です。角を使った突進技を得意としており、瞬間的にパワーを増大させる沸遁のチャクラ性質を持っています。
五尾の人柱力であるハンは岩隠れの忍びで、頭に傘を乗せていて赤色の鎧などを身につけているのが特徴です。
六尾(犀犬)/ウタカタ
六尾は犀犬と呼ばれていて、体表スライムのようにドロドロの粘液で覆われており、ナメクジと蛙のような見た目をしています。六尾は強アルカリの液体や毒ガスを吐くことができるのが特徴です。
六尾の人柱力は霧隠れの抜け忍であるウタカタという忍びで、シャボン玉を使った水遁系の忍術を得意にしています。原作では戦闘シーンなどは描かれていませんが、アニメオリジナルストーリーの六尾発動の章などで過去などが描かれていました。
七尾(重明)/フウ
七尾は重明と呼ばれており、カブトムシのような見た目をした尾獣ですが、西洋風の鎧を纏ったような外骨格をしています。また、1本の永井尻尾と緑色っぽい6枚の巨大な羽を持っており、尾獣の中で唯一飛ぶことが可能です。
七尾の人柱力は滝隠れのくノ一であるフウという忍びで、肌は色黒で、目が橙色、髪が黄緑色という特徴を持っています。戦闘では鱗粉隠れという鱗粉の反射光で目眩ましをするという術を使っていました。
八尾(牛鬼)/キラービー
八尾は牛鬼と呼ばれており、頭に4本の角があるタコと牛が合わさったような見た目をしています。八尾と人柱力であるキラービーは完全に意思疎通が出来ていて、完全な尾獣化だけではなく、一部だけを変化させることも可能です。
雲隠れの忍びであるキラービーは四代目雷影・エーの弟で、下手くそなラップを口ずさみます。雷遁を得意にしており、7本の刀を体の至る所で挟むという独特の剣術を使います。
また、八尾は戦闘では墨を吐いて目眩まししたり、封印術を行なったりすることが可能です。
九尾(九喇嘛)/うずまきナルト
九尾は九喇嘛というのが本当の名前で、オレンジ色の体毛で9本の尻尾を持つ巨大な狐の見た目をしています。九尾は最も強大なチャクラを持つと言われており、ストーリーの終盤では操られた複数の尾獣と戦い、圧倒的な力の差を見せつけていました。
九尾は主人公であるうずまきナルトに封印されており、ストーリーの序盤では何度も力を暴走させていました。しかし、最終的には力をコントロールすることができ、敵の悪意を感じ取れたり、四代目雷影・エー以上の速度で移動することができるなど力の一部が描かれています。
うずまきヒマワリは人柱力?
続編であるボルトでは、うずまきナルトにはボルトとヒマワリという2人の子供がいます。原作の最新話などでは、娘であるうずまきヒマワリは日向家の力を受け継いでいるだけではなく、父・うずまきナルトの中にいた九尾の力を宿していることが判明しました。
九尾はうずまきナルトが大筒木イッシキと戦っている時に使用した重粒子モードの代償として消滅してしまいます。しかし、尾獣は死亡しても消滅せずに、数年の時を経て復活するようです。
そのため、うずまきヒマワリの中に復活しますが、人柱力なのかは明らかになっていません。
まとめ
今回はナルトの尾獣や人柱力やうずまきヒマワリについて紹介しました。
ナルトの尾獣は物語に大きく関連する重要なファクターで、続編であるボルトでも同じような扱いになっています。ボルトではパワーバランスが大きく変化し、うずまきヒマワリが九尾の力を宿しているようなので、今後、どのような影響を与えるのか注目していきましょう。