この記事では、推しの子はつまらくなったのかどうかについて紹介しています。
推しの子はアニメ化もされたおもしろい作品です。
しかしながら、最初はおもしろかったけど迷走しだした、つまらくなったという意見もちらほら見かけます。
どういった部分がつまらなくなったと感じるのでしょうか?
今回は、推しの子がつまらくなったのかどうかについて紹介します。
推しの子がつまらくなった理由その1:話の軸が多すぎる
推しの子がつまらくなった理由その1は「話の軸が多すぎる」です。
「推しの子」の物語のテーマは、アイドル・恋愛・サスペンス・転生といろんな要素がごったになっています。
しかしながら、1つ1つのテーマを考えてみると、物足りないと感じてしまう人もいるようです。
ざっくりまとめると以下のような感じでしょうか?
- アイドル物と考えると、アイドル要素が少ない。
- 恋愛ものとした場合は、あまり関係が進展しない。
- 復讐という本筋があまり進まず、他の話がはさまる。
- アクアとルビーが大きくなってからは、転生の設定がいまいち活かしきれていない。
要素がたくさんあるのが推しの子のおもしろさではあるのですが、自分が読みたい部分が進まないとつまらないと感じてしまうのかもしれません。
恋愛要素なんかは読みたい人もいると思いますが、「いらない」という人もいるのでバランスが難しいところですね。
それでも、伏線回収は少しずつされていっていますので、メインの復讐については満足のいく結果になることを期待したいと思います。
推しの子がつまらくなった理由その2:暗い展開が多い
推しの子がつまらくなった理由その2は「暗い展開が多い」です。
アクアの復讐がストーリーの中心にあるので、本筋が進むと、どうしても暗い展開が多くなるのは事実です。
芸能界の華やかさとの対比で、余計に暗く感じてしまうところでもあります。
そういった内容を望まない方には、鬱屈とした気分になってしまい、つまらないと感じてしまうのかもしれません。
推しの子がつまらくなった理由その3:2.5次元舞台編が長い
推しの子がつまらくなった理由その3は「2.5次元舞台編が長い」
第五章の2.5次元舞台編は、それまでの章よりもかなり長いため、「話が進まない」「つまらない」と感じた人が多かったようです。
物語全体を見ると、幼年期から中堅期までの章は比較的スムーズに進んでいくのに対し、2.5次元舞台編だけが異様に長くなっています。
おそらく推しの子のアニメ2期はこの2.5次元舞台編だけで終わるのではないかと思われるぐらいの分量があります。
このため、2.5次元舞台編に飽きてしまった読者もいたかもしれません。
ルビーは蚊帳の外で、アクアの復讐が進まない状況は、メインストーリーを見たい方にはつまらなく感じたのかもしれません。
個人的には、「東京ブレイド」の鮫島アビ子とのひと悶着等の問題を乗り越えていく様子はおもしろいと感じたので、つまらないかどうかは個人差があると思います。
推しの子がつまらくなった理由その4:ギャグがつまらない
推しの子がつまらくなった理由その4は「ギャグがつまらない」です。
ギャグが寒いという意見もありますし、推しの子はギャグ漫画ではないため、あえて入れる必要があるかという疑問も感じられます。
変なノリが嫌いという方もいらっしゃるとは思います。
「10秒で泣ける天才子役」を「重曹を舐める天才子役」と聞き間違えるのは、個人的にはかなり無理があるなあと思ってしまいました。
シリアスな展開が増えてからは、ギャグシーンは減っている気がしますので、「つまらなくなった」という言い方ではなく、「つまらなかった」という書き方の方が正確でしょうか。
推しの子がつまらくなった理由その5:ルビーの闇落ち
推しの子がつまらくなった理由その5は「ルビーの闇落ち」です。
ルビーは母親のアイのようなアイドルを目指す、前向きな性格のキャラでした。
しかし、あることをきっかけに闇落ちしてしまいます。
アクアの復讐とルビーの芸能活動が、推しの子の本筋だと考えられますが、ここでなぜかルビーも復讐に燃えてしまうことになります。
そこからのルビーは芸能活動でもなりふりかまわなくなってしまった感じになり、純粋に芸能活動を応援しにくいと思う人もいたのではないかと思います。
有馬かな、黒川あかねとヒロイン役が多い中で、いまいち目立たないルビーのテコ入れなのかもしれませんが、もうちょっと何とかならなかったのかなあと思ってしまいます。
個人的には、ルビーには手を汚さずに、汚れ役はアクアが引き受けてほしいと思っています。
このあたりのキャラのブレが迷走しているといわれる理由なのかもしれません。
推しの子はつまらくなった?:まとめ
推しの子はつまらくなったと言われる理由を5つ紹介しました。
- 話の軸が多すぎる
- 暗い展開が多い
- 2.5次元舞台編が長い
- ギャグがつまらない
- ルビーの闇落ち
推しの子はいろんな要素を詰め込んでいるのがおもしろさでもあるのですが、話が進まずにつまらないと感じることも多いような気がします。
また、章が変わる毎に、話ががらっと変わったりするのが、迷走していると言われる理由なのかもしれません。
個人的には、現時点でも十分おもしろいので、無駄に引き伸ばしをせずに終わってくれることを期待します。