テラフォーマーズ作者は死亡した?休載理由と現在の状況を調査!

テラフォーマーズ作者は死亡した?休載理由と現在の状況を調査!

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ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」は、火星に進出した人類と「想定外の進化」を遂げたゴキブリことテラフォーマーの死闘を描く大ヒットSFアクション漫画です。独特な設定とかっこいいキャラクター、そしていろいろな生物の凄さを知ることができる本作品ですが、長期休載や断続的な掲載で話題になることも多く、「作者は亡くなったのでは?」という噂まで流れました。本記事では、その真偽と休載理由、そして“いま”の最新状況をわかりやすく整理します。

目次

テラフォーマーズの概要

テラフォーマーズは、原作・貴家悠、作画・橘賢一によるSFアクションです。作中では21世紀の火星開拓で投入されたゴキブリが想定外の進化を遂げ、怪物「テラフォーマー」として人類の前に立ちはだかることが起点となっています。人類は昆虫などの特性を移植する「M.O.手術」で身体を強化し、国家や企業の思惑が絡む中、火星と地球で苛烈な戦いを繰り広げるストーリーとなっており、生態学・進化を絡めた設定の妙が魅力です。アニメ・実写映画化もされた人気作として知られています。

作者は死んではいない

結論からいいますと、テラフォーマーズの作者が死亡したという情報は一切ありません。作品は2024年に約5年ぶりの連載再開を果たし、2025年4月にも最新話が掲載されています。「死亡説」は明確に事実に反します。人気の絶頂で休載となってしまったことのインパクトが大きかったことからそういった噂が流れてしまったことが想定されます。しかしながらこういった連載再開の公式発表や掲載実績が、最も強い反証となります。ハンターハンターなどの長期連載作品にもよくありますが、連載が復活しないとどうしても死亡説や重病説が世間に流れてしまうのは世の常ともいえるかもしれません。

作者は二人体制

テラフォーマーズは原作の貴家悠と作画の橘賢一のコンビ作品です。原作プロットと脚本を貴家氏、ビジュアルと演出を橘氏が担う分業スタイルです。連載の進行は原作側のコンディションに左右されやすい構造で、後述する通り休載理由も主に原作の体調に起因します。原作と作画を分業して行うスタイルは他の漫画作品でもよく行われており、有名なジャンプ関連作品でいうと「デスノート」や「アクタージュ」などの作品がこのスタイルに相当します。

休載理由は原作者の体調不良

テラフォーマーズの長期休載の公式理由は、原作者・貴家悠氏の体調不良です。この体調不良は2017年以降で、誌面や公式アカウントでたびたび告知されました。病名など詳細は公表されていませんが、テラフォーマーズは「作者死亡」ではなく「療養」が理由であることは明確です。作者の体調不良で長期休載の例では先程でも挙げたハンターハンターの富樫氏が先例として挙げられます。漫画家の激務の環境や首や腰などへの負担が高く体調を崩してしまうことが他の作品でもよくあります。

2024年に連載復活

この先品は長らく休載期間が続いていましたが、2024年には5年ぶりに連載が再開しました。テラフォーマーズが人気の絶頂期で急に休載となった背景があるため、連載再開の報告には大いに盛り上がりました。この連載復活はコミックナタリーやオリコンなど複数のメディアも確認記事を出しています。再開記念でアプリ「ヤンジャン!」の無料公開企画も行われ、編集部としても正式な復活を打ち出しました。再開後は不定期ながら継続し、2025年4月10日発売のヤングジャンプ19号に最新「第69話」が掲載されました。

次回掲載の予定と単行本

公式Xの告知経由の報道によれば、原作者・貴家氏にお子さんが誕生した関係で、次回更新は2025年夏〜秋ごろという見込みが示されています。これは再び長期の無期限休載ではなく、家庭の事情を踏まえた掲載間隔の調整というニュアンスです。こういった長期期間の休載で作者もリフレッシュできる場合や、新たな引き出しを引き下げて、面白い本誌連載を続けてほしいですね。また連載復帰に合わせて約6年ぶりの新刊となる単行本23巻が2024年7月18日に発売。公式サイトや書店サイトにも情報が残っています。こういった公式の動きが大々的にアナウンスされることで作者死亡説も徐々に消えていくことが期待できます。

なぜ死亡説が広がったか?

そもそもなぜテラフォーマーズ作者の死亡説が広がったのでしょうか。死亡説が広がった主因は、長期休載と情報の空白です。原作者の療養による休載が断続的に続き、病名など詳細が非公表のまま時間だけが経過したため、憶測が増幅しましたのが要因のひとつであるといえます。また公式発表よりもSNSやまとめサイトの断片情報が先に流通し、古い記事や二次情報が何度も再拡散されたことも挙げられます。さらにクリックを狙う刺激的な見出しや生成AI記事が不安を煽り、検索結果で目立ったこと。これらが重なり、事実無根の噂が独り歩きした背景もあり、こういった死亡説が広がってしまいました。

ほかの長期休載の例

テラフォーマーズ以外の長期休載の例としては、まず「HUNTER×HUNTER』(冨樫義博)が挙げられます。この作品は作者の腰痛など体調面の影響で、長期休載と短期再開を繰り返す代表格として広く知られています。また『NANA』(矢沢あい)は作者の体調不良で休載が続き未完のままです。『ベルセルク』(三浦建太郎)は生前から掲載間隔が空きがちで、作者死亡後はスタッフと森恒二の監修体制で再開するという結末となりました。『バガボンド』(井上雄彦)も長期休載中で、『D.Gray-man』(星野桂)は掲載誌を移しつつ不定期連載となっています。これらの例をみると、長期休載をする作品は意外と多いことがわかります。

まとめ

テラフォーマーズは一世を風靡した超人気作品であったことから、長期休載が目立ってしまい、作者の死亡説まで流れてしまう事態となっていました。現在では作者の生存が確認され、今後の連載再開やさらなる物語の盛り上がりが期待されます。しかしながらハンターハンターのように休載と再開が繰り返されてしまう作品も存在することから、まだ油断は禁物です。継続的に面白い作品をヤングジャンプから共有してくれることが今後も期待されます。

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