この記事では、天国大魔境はつまらないという意見について紹介しています。
天国大魔境は、「このマンガがすごい!2019」のオトコ編で1位に選ばれた作品で、面白いという評価がされている作品です。
しかしながら、「つまらない」という声もあるようです。
なぜ「つまらない」と感じるのでしょうか?
色々調べてみると、大きく分けて2つの理由があるように感じました。
今回は、天国大魔境はつまらないという意見について紹介します。
天国大魔境がつまらない理由1:謎が点在し過ぎている
天国大魔境がつまらないと感じる理由の1つ目は「謎が点在し過ぎている」です。
作者の石黒正数さんの特徴ですが、きっちり伏線をはっておいて、それを後から回収するというパターンが多く見られます。
最初読んだ時はわからなかったけど、後から読み返すと「あれは伏線だったのか」と思うことが多々あります。
天国大魔境においては、その謎が多すぎる点が、話を難解にしてしまっている点があるかもしれません。
天国を求めて旅をする男女、特殊な能力を持つ子どもたちがいる天国と呼ばれる場所、化け物が徘徊する荒廃した街と、1巻だけでも結構色々情報がでてくるのに、詳しい背景が語られないので、消化不良になってしまう感じがありました。
ただ、話が進んでいけば謎が解明されていきますので、序盤であきらめてしまうのはもったいないように思います。
天国大魔境がつまらない理由2:過大評価されている
天国大魔境がつまらないと感じる理由の2つ目は「過大評価されている」です。
「このマンガがすごい!2019」のオトコ編で1位になったということで、期待をこめて読んだ方が、思ってたほどおもしろくなかったと感じることがあったようです。
天国大魔境5が出てたから読んだのだけど、やっぱ1巻の時点でこれ持ちあげるの無理あったのでは(つまらないわけではない)
— isu@生まれたてゴリラ (@isu_daruma) January 4, 2021
実際、コミックスが1巻しか発売されていない状況では、「このマンガがすごい!2019」を受賞する内容なのかなあと思うところもありました。
また、作者の石黒正数さんもインタビューの中で下記のように答えています。
いろいろな人から票を入れてもらえたのはうれしいですけど、正直にいえば「早いよ!」と思いました。1巻ではまだ状況説明しかしてないですからね。いずれは「すごい!」と思われるようなマンガにしたいですけど「まだすごくないよ!」というのが本音です。
https://konomanga.jp/interview/142238-2
1巻の段階では、純粋におもしろいというよりも、期待をこめた票が集まったのではないかと思われますね。
1つ目の理由ともつながりますが、期待して1巻を読んでみたら、設定や謎がちりばめられているだけで、つまらないと感じてしまったと思われます。
天国大魔境はつまらない?:まとめ
天国大魔境がつまらないと感じる理由について2つ紹介しました。
- 謎が点在し過ぎている
- 過大評価されている
どちらも1巻時点で、天国大魔境を評価するとつまらないと感じてしまう内容だと思います。
あの世界観を楽しみつつ、どういう風に謎が解明されているかを期待して読み進めないと退屈に感じてしまうかもしれません。
私自身も1巻時点では、よくわからないという評価でしたが、この記事を書いている時点(2023年3月)での最新8巻まで読んだ段階では非常におもしろい作品だと思っています。
できるだけ一気読みすることをおすすめしたい作品です。