『恋は雨上がりのように』は、『ビッグコミックスピリッツ』で連載されていた作品で、同年5月には実写映画が公開されました。『恋は雨上がりのように』は、女子高校生が遥か年上の男性に思いを寄せる恋愛漫画となっていますが、作者が逃亡したというのはどういうことなのでしょうか。
そこで今回は、『恋は雨上がりのように』の作者は逃亡したのか、ネタバレありのあらすじと結末を紹介します。
『恋は雨上がりのように』作者は逃亡した?
『恋は雨上がりのように』は、全10巻まで発売され、実写映画では小松菜奈さんや大泉洋さん、磯村勇斗さんと実力派俳優が起用されていました。
『恋は雨上がりのように』の連載先は元々『月刊!スピリッツ』でしたが、ビッグコミックスピリッツ ウシジマくんとなっています。
そんな『恋は雨上がりのように』の作者が逃亡したというのは、どういうことなのでしょうか。
逃亡のきっかけとは
『恋は雨上がりのように』の作者が逃亡したという噂が広まったことがあります。
しかし、実際に活動を放棄したり、公の場から姿を消したりした事実はありません。
この噂が生まれた背景には、作品完結後に作者が運営していたブログが閉鎖されたことや、最終回をめぐるさまざまな議論が重なったことが関係していると考えられます。
ネット上では一部の情報だけが切り取られて拡散され、『恋は雨上がりのように』作者逃亡という強い言葉だけが独り歩きしてしまいました。
ブログ閉鎖
連載中、作者である眉月じゅん先生は自身のブログ「レイレイタン」で制作秘話や日常、読者との交流などを発信していました。
しかし、作品完結後にブログは閉鎖されます。このタイミングが最終回への賛否と重なったことから、批判を受けて逃げたのではないかという憶測がSNSを中心に広がりました。
ただし、ブログ閉鎖の理由について作者が批判が原因と明言したことはなく、創作活動に集中するための区切りや、発信を続ける精神的な負担を考慮した可能性もあります。
「おっさんのことは忘れるぞ」
最終回後に大きな話題となったのが、「おっさんのことは忘れるぞ」というフレーズです。これは、実際には近藤店長が自分に言い聞かせるように「橘さんのことは忘れるぞ」と決意する場面がもとになっています。
恋心に区切りをつけ、大人として前へ進もうとする店長の心情を描いた印象的なセリフでしたが、一部では「あきらが店長を忘れるという意味」と誤解されました。
さらに作者のコメントやブログの内容と混同され、「作者が読者の思いを否定した」と受け取る人も現れたことで、議論がさらに広がってしまったようです。
現在も活動中
作者逃亡という言葉が広まったものの、眉月じゅん先生が漫画家を辞めたわけではありません。ブログ閉鎖後は表立った発信こそ少なくなりましたが、その後も新作を発表するなど創作活動を継続しています。
逃亡騒動は、作品への思い入れが強い読者が多かったからこそ起きた出来事ともいえますね。最終回の受け止め方やセリフの解釈は人それぞれですが、作者が逃亡したという事実はなく、ネット上で広まった誤解や憶測が大きくなった結果と考えるのが自然ではないでしょうか。
『恋は雨上がりのように』ネタバレあり!あらすじと結末を紹介!
眉月じゅん先生の『恋は雨上がりのように』は、累計発行部数が212万部を突破している人気作品です。『恋は雨上がりのように』17歳と45歳の年の差の恋愛が描かれているだけではなく、再び夢を追うことの大変さなどが分かる作品にもなっています。
それでは、『恋は雨上がりのように』ネタバレありのあらすじと結末をみていきましょう。
少し変わった恋の始まり
主人公・橘あきらは陸上部のエースでしたが、アキレス腱のケガによって夢を諦め、心に大きな喪失感を抱えていました。そんな中、アルバイト先のファミレス店長・近藤正己の優しさに触れ、恋心を抱くようになります。45歳という年齢差もあり、最初は戸惑う店長ですが、あきらは真っすぐな気持ちを隠そうとはしません。
お互いが前を向き始める
物語は恋愛だけではなく、夢を諦めた2人が再び人生と向き合う姿も丁寧に描かれています。店長はかつて小説家を目指していたものの夢を諦めており、あきらとの交流を通して再び創作への情熱を取り戻していきました。
一方のあきらも、自分の本当にやりたいことや陸上への思いを少しずつ見つめ直していきます。
陸上へ戻る決意をする
物語終盤では、あきらは店長への恋だけにとらわれるのではなく、自分自身の未来について真剣に考えるようになります。
ケガと向き合いながら再び陸上競技へ挑戦する決意を固め、失っていた目標を取り戻していきます。恋を経験したことで精神的にも大きく成長し、新しい一歩を踏み出せるようになりました。
小説を書き始める
あきらから刺激を受けた店長は、長年諦めていた小説の執筆を再開します。
家族や仕事を優先するうちに忘れかけていた夢へもう一度向き合う姿は、本作の大きな見どころです。恋愛の相手というだけでなく、お互いが人生を変える存在だったことが描かれていますね。
結末はそれぞれの未来へ
最終回では、あきらと店長が恋人同士になることはありません。しかし、お互いへの感謝や尊敬の気持ちは変わらず、それぞれが自分の夢へ向かって歩き出します。
あきらは陸上競技へ、店長は小説家への夢へ挑戦する道を選び、恋は終わっても人生は続いていくという爽やかなラストが描かれました。恋愛の結末だけでなく、人として成長していく姿が多くの読者の共感を呼び、切ないけれど前向きな名作と高く評価されています。
結末は賛否を呼んだ
『恋は雨上がりのように』の最終回は高く評価する声がある一方で、物足りない、モヤモヤが残ると感じた読者も少なくありませんでした。
その理由の1つが、多くの読者が恋愛の成就を期待していたことです。約10巻にわたり描かれたあきらの片思いは、年齢や立場の違いを乗り越えて結ばれる展開を予想する人も多く、手紙や日傘、吉澤くん、「17歳の小説家」といった数々の伏線が最後に回収されると考えられていました。
しかし、実際の結末は恋愛のゴールではなく、それぞれが自分の夢へ向かって歩き出すこととなっています。
まとめ
今回は『恋は雨上がりのように』の作者は逃亡したのか、ネタバレありのあらすじと結末を紹介しました。
『恋は雨上がりのように』は何かと意見が分かれてしまう作品ではありましたが、実写映画化はキャラクターの再現度も高く、演技力もあったので成功だったのではないでしょうか。
ファンとしては不満が残る終わり方だったかもしれないですが、コンセプト的には正しい結末だったのかもしれないですね。

