アクタージュは、役者として成長していく主人公の姿を描いた人気漫画で、ジャンプ本誌でも高い評価を集めていました。しかし突然連載が終了し、多くの読者が驚いたはずです。本記事では、作品の打ち切りの経緯や、原作者が逮捕されたのかどうかなどの背景も含め紹介していきます。
アクタージュってどんな漫画?
打ち切りになった理由を紹介する前に、アクタージュがどんな漫画なのかをまずは説明していきます。
作品概要
週刊少年ジャンプ
— 田島 康裕 (@yakumo03231006) May 6, 2026
【アクタージュ act-age】
原作:マツキタツヤ
漫画:宇佐崎しろ
📚|ブックオフ(実店舗)|📚
よく行く2店舗。
【近くの店舗】
➡️全巻セットが2,560円(税込)⭕️
【遠くの店舗】
➡️バラで1巻~11巻⭕️
➡棚札に【魔男のイチで話題】と✨
➡そのうち数冊は【初版】#IchiTheWitch pic.twitter.com/bP5NBsiAuw
集英社の「週刊少年ジャンプ」で2018年1月から2020年8月ごろまで連載されていた作品になります。原作者はマツキタツヤ氏で、作画は宇佐崎しろさんが務めていました。
単行本は全12巻まで刊行され、2020年時点でシリーズ累計300万部を超えるヒット作となっていました。
役者と演技がテーマ
アクタージュの主人公は、貧しい家庭環境で双子の弟妹を支える女子高生・夜凪景(やなぎ けい)は、日々の感情や記憶をそのまま役に落とし込む“メソッド演技”という危うい才能を持つ天才女優の卵です。
物語は、大手芸能事務所スターズが主催する俳優オーディションで、監督に見出される場面から幕を開けます。
圧倒的な没入度ゆえに現実との境界があいまいになりがちな夜凪が、ライバル俳優や監督たちとの出会いを通して、舞台や映画の現場で通用する“プロの役者”へと成長していく姿が描かれます。
アクタージュはなぜ突然終わったのか
シリーズ累計300万部を超えるヒット作となっていたアクタージュがなぜ突然終わってしまったのか、その理由を見ていきます。
原作者の不祥事が理由
アクタージュが打ち切りになった直接的なきっかけは、原作者の不祥事が理由だとされています。ただし作品自体に問題があったから終わったわけではなく、出版社からの発表でも「関係者の不祥事を受けて連載継続は難しい」といった簡潔な情報にとどまっています。作品のファンとしては、もっと詳しい説明を望む声もありましたが、被害者のプライバシーや法的な問題も絡むため、あまり踏み込んだ説明はできなかったのかもしれません。
人気絶頂での連載終了
アクタージュが連載終了となったのは、ストーリーとしてもかなり盛り上がりを見せていた時期でした。夜凪景をはじめとしたキャラクターの成長が深掘りされ、役者としての葛藤や舞台裏の描写も濃くなってきており、ここからが本番という空気を感じていた読者も多かったはずです。そのタイミングでの打ち切りだったため、ファンの間に大きな衝撃が走りました。
原作者の不祥事と逮捕について
ここからは原作者の不祥事の詳細と、逮捕されたのかどうかについてみていきます。
逮捕はされた?
原作者であるマツキタツヤ氏は2020年の8月に強制わいせつ罪で実際に逮捕をされています。2020年6月に、東京都内の路上で歩行中の女子中学生に対してわいせつな行為をした疑いが持たれました。判決は、2020年12月になされ、懲役1年6か月、執行猶予3年の判決を言い渡されています。
この事件により、前述した通り漫画の連載は終了となり、関連する舞台企画などもすべてが中止になりました。
単行本・アニメ展開への影響
アクタージュの単行本は、連載終了時点までの話数を収録した巻まででストップしています。配信サービスによっては、一定期間で配信停止になったり、表示に注意書きが加えられたりと、対応が分かれていた時期もあったようです。
また、アニメ化の期待が高かった作品でもあるため、舞台化などメディアミックスの動きも一部ありましたが、原作者の事件をきっかけに、関連企画にも見直しが入ったとされています。
また波紋を呼んでいる
2020年に執行猶予を受け、アクタージュの漫画、アニメ、舞台などがすべて中止になりました。しかし2026年3月に、マツキタツヤ氏がまた波紋を呼んでいます。
別名義で復帰していた
実は、マツキタツヤ氏は小学館の漫画アプリ「マンガワン」で別名義で復帰をしていたことが判明しました。マンガワンは、マツキタツヤ氏だけでなく、別の罪で逮捕・略式起訴をされていた山本章一氏を別のペンネームに変更し、「常人仮面」の原作者として起用をしていました。山本氏の一件で問題になり、マツキタツヤ氏の件も明るみになりました。
マンガワン事件
これらの一連の騒動は「マンガワン事件」と呼ばれ、波紋を読んでいます。過去の性加害事件の加害者が名前を変えて再び活動することに対して、性被害者への二字加害になるのではないかという懸念や、出版社のガバナンスに対する批判の声が上がっています。
この一連の事件を受けて、小学館は性加害、性搾取、あらゆる人権被害は決して許されるものではないとし、被害女性への謝罪、作品の配信停止を行い、弁護士を加えた調査委員会を立ち上げることを発表しています。
そもそもなぜ起用したの?
小学館の発表では、いくつかの理由から作者を別のネームで起用することにしたようです。一つ目は2020年の逮捕・有罪判決後、編集部が起用を判断した2024年時点で執行猶予期間が満了したことと、事件に対する反省の姿勢や、専門家による社会復帰支援状況を確認したためだそうです。
もう一つは2024年8月マンガワンの編集者からマツキ氏への面談を打診した際に、執筆をしていた『星屑の心理士』の原作のクオリティを評価したことが二つ目の理由だそうです。
しかし、どう見ても過去の罪を隠しながら漫画を描かせていたようなイメージになるため、組織的な起用プロセスが小学館の社内で機能していなかったと考えられます。
まとめ
ここまで、アクタージュが突如打ち切りになった理由と、原作者の不祥事と最近の出来事について紹介しました。打ち切りになった理由は、作品外で起きた原作者の不祥事と、それに伴い逮捕報道だったということがわかりましたね。作品の社会的な影響や、被害女性への配慮、そして少年誌としてのスタンスを踏まえ、連載継続は不可能と判断された流れだと考えられます。
2020年の事件だけではなく、2026年3月にも波紋を呼んでいますが、性被害への認識などを改めて考えさせられると思っています。

