この記事では、「怪獣8号」は「大怪獣のあとしまつ」のパクリなのかについて、紹介しています。
「怪獣8号」は、主人公「日比野カフカ」が、怪獣の後始末をする「怪獣専門清掃業者」として働いているところから話が始まります。
その設定が、映画「大怪獣のあとしまつ」のパクリではないかという噂があります。
結論としては、パクリではありません。
今回は、「怪獣8号」は「大怪獣のあとしまつ」のパクリと言われている点とパクリではない理由について紹介します。
「怪獣8号」連載開始より「大怪獣のあとしまつ」の情報解禁の方が早い
世間一般では、「大怪獣のあとしまつ」が「怪獣8号」をパクったと考える人の方が多いようです。
「怪獣8号」が「少年ジャンプ+」で連載開始したのが、2020年7月3日です。
一方、「大怪獣のあとしまつ」の映画公開されたのは、2022年2月4日です。
「怪獣8号」が人気になった後で、「大怪獣のあとしまつ」の映画公開されたことになります。
そのため、一般的には「大怪獣のあとしまつ」が「怪獣8号」をパクったと考える人がいるようです。
しかしながら、「大怪獣のあとしまつ」の情報が解禁になったのは、2020年2月27日です。
「怪獣8号」の連載開始より4ヶ月早かったことになります。
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ですので、設定に関して「パクった」とするのなら、「怪獣8号」が「大怪獣のあとしまつ」をパクったことになると考えられます。
では、実際に「怪獣8号」が「大怪獣のあとしまつ」のパクリなのか見ていきます。
「怪獣8号」が「大怪獣のあとしまつ」のパクリといわれる点
「怪獣8号」が「大怪獣のあとしまつ」のパクリといわれる点は、設定です。
「怪獣8号」では、怪獣が日常的に暴れています。
その死体の処理を主人公「日比野カフカ」が、怪獣専門清掃業者として行うという設定になっています。
一方の「大怪獣のあとしまつ」では、突如現れた巨大怪獣が死亡し、その後処理を「特務隊」に所属する「帯刀 アラタ(演:山田涼介)」が任されるという設定です。
怪獣退治そのものではなく、その後処理にスポットを当てたというところが、パクリとされていると考えられます。
「怪獣8号」が「大怪獣のあとしまつ」のパクリではない理由
「怪獣8号」が「大怪獣のあとしまつ」のパクリではない3つの理由を紹介します。
怪獣の後始末がメインストーリーではないから
「大怪獣のあとしまつ」は、その名のとおり、怪獣の処理をどうするかに始終します。
一方の「怪獣8号」の怪獣処理に関しては、あくまで初期設定というだけです。
1巻の途中で、「日比野カフカ」は、怪獣退治をする「防衛隊員」を目指して動きだします。
ですので、ストーリーの主軸においているのか、初期設定の一部かという大きな違いがあります。
怪獣が日常的な存在だから
「怪獣8号」の世界では、怪獣が日常の生活の一部になっているようです。
怪獣専門清掃業者が、商売として成り立つぐらいの世界になっています。
ですので、「怪獣8号」の世界では、怪獣の処理方法は確立されていると考えていいと思います。
一方の「大怪獣のあとしまつ」は、どう怪獣の死体を処理すれば分からないという点で、話が進んでいきます。
政治的な話も含めて、怪獣の死体処理をどうするかでもめるというおもしろさがあります。
同じ「怪獣の後始末」ですが、扱いが大きく違うことが分かります。
パクるには期間が短すぎるから
「大怪獣のあとしまつ」の情報が解禁になったのは、2020年2月27日で、「怪獣8号」の連載開始が、2020年7月3日です。
「怪獣8号」の企画自体はもっと前から動いていると思いますから、「大怪獣のあとしまつ」の情報がでてから動くには遅いように思います。
推測ですが、たまたま設定がかぶったけど、問題ないと判断して「怪獣8号」の連載が始まったのではないでしょうか?
本当にまずければ、「日比野カフカ」の初期設定を変更していたはずです。
もしかしたら、「大怪獣のあとしまつ」の件があったので、「日比野カフカ」が「防衛隊員」を目指すタイミングが早くなった可能性はあるかもしれません。
まとめ:怪獣8号は大怪獣のあとしまつのパクリ?
「怪獣8号」は「大怪獣のあとしまつ」のパクリではありません。
「怪獣8号」の連載開始より、「大怪獣のあとしまつ」の情報解禁の方が早かったですが、設定がたまたまかぶっただけだと思います。
パクリではないと考える理由は以下の3つです。
- 怪獣の後始末がメインストーリーではないから
- 怪獣が日常的な存在だから
- パクるには期間が短すぎるから
まあ、実際かわいそうなのは、「怪獣8号」の連載よりも先に情報解禁していたのに、パクリ扱いされてしまった「大怪獣のあとしまつ」ですね。
いずれにしても、同じような時期に、たまたま似た設定の作品が2つ公開されたというだけだと思います。
内容を見ていただければ、ぜんぜん違う作品ということが分かります。